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二重まぶた術後のよくある6つの疑問に医師が答える

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二重まぶたの手術前は、幅を広くしたい、平行型にしたいなどのデザインに、気持ちがどうしても向きがちです。
「年を取っても二重のままいられるの?」
「朝起きると、術前より浮腫んでいるような気がする」
などの疑問は、手術を受けてから改めて切実に感じる人が多いようです。
こうした、二重まぶたの術後によくある疑問について解説します。

1.切開法で作った二重も幅が狭くなったり元に戻ったりする?

切開法で二重まぶたにすれば、幅が狭くなったり、元に戻ったりすることはありません。
ミニ切開法も全切開法も、内部処理をしっかり行って二重のラインを作るからです。
ただし、これは手術の上手な医者が、正しい手術をした場合の話です。
手術の下手な医者が、いい加減な手術で内部処理を正しく行わなければ、切開法でも二重の幅が狭くなったり、元に戻ったりすることがあります。
「切開法で二重を作ったのに、時間が経ったら幅が狭くなった」
「切開したのに元に戻った」
このような書き込みが、インターネットにはよくあります。
これらは、よその安い美容外科クリニックで、いい加減な手術を受けた人のものです。
正しい手術を受けたら、こんなことは絶対にありません。
また、歳をとると老化でまぶたがたるみやすいので、目を開けたときの二重の幅が少し狭くなることがあります。
「切開法で二重にして、将来くずれることはありますか?」
という質問もありますが、当院で手術した場合は、くずれることは絶対にありません。
二重のラインは半永久的に残り、老化現象でまぶたが自然にたるむだけなので、心配することはありません。

2.切開法で二重を作っても年を取ると幅が狭くなる?

「整形で二重にしても、どうせ年を取れば幅が狭くなりますよね?」
「年を取ると二重の幅が狭くなるから、それを見越して、幅は広めに作ったほうがいいですよね?」
「年を取って二重の幅が狭くなるなら、手術は年を取ってからやるほうが得ですか?」
などと聞かれることがあります。
切開法、眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術、上まぶたたるみ取りなどで作った二重も、天然の二重も、年を取るとまぶたの皮膚がかぶさり、幅が狭くなることはあります。
まぶたがある程度以上肉厚な人は、年を取るとまぶたが二重のラインにかぶさり、幅が狭くなることが多いです。
逆に、まぶたが肉厚ではなく、目の上がくぼみやすい人は、年を取ると目の上がさらにくぼむため、二重のラインにかぶさる皮膚が上がり、二重の幅が広くなります。
このように、誰にでも必ず起こることではありません。
また、年を取って太れば、まぶたの肉厚が増して、二重の幅が狭くなることがあります。
逆に痩せれば、まぶたの肉厚が薄くなって、二重の幅が広くなることもあります。
結局、その人の元のまぶたの状態や、どのように年を取るかによって、二重の幅が広くなることもあれば、狭くなることもあるし、ほとんど変わらないこともあります。
そのため、「年を取ってまぶたがかぶさって二重の幅が狭くなるのを見越して、幅を広めに作る」という考えはおすすめしません。
その人が年を取って、二重の幅が広くなるか狭くなるかわからないからです。
本当の希望の幅より広く作ることで、似合わなかったり、不自然になったりすることも多くなります。
「どうせ年を取れば二重の幅が狭くなるから、手術をするなら年を取ってからのほうがいい」という考えも間違いです。
年を取って二重の幅が狭くなるかはわからないし、「かわいくなりたい」「カッコよくなりたい」という願望があるなら、やりたいと思ったときに手術するのが一番いいです。
手術をして、かわいらしくまたはカッコよくなって、幸せになり、人生が変わるなら、10年後に手術するより、今したほうが、早くしたぶん、人生を長く楽しむことができます。

3.埋没法をした後で切開法をすると二重の印象は変わる?

埋没法で二重にして、同じラインで切開法をやったときの目もとの印象は、ケースバイケースで、大きく変わることもあれば、ほとんど変わらないこともあります。

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まぶたの構造
【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/face/139.html

切開法は埋没法と違い、眼窩内(がんかない)脂肪やROOF(眼輪筋下脂肪組織)を切除することができます。
また、全切開法では、皮膚を切除することもあります。
まぶたが腫れぼったい人が、切開法で眼窩内脂肪やROOF、皮膚を切除した場合、まぶたがすっきりするため、印象は多少変わることがあります。
埋没法と同じラインではなく、幅を広げる場合や狭くする場合も、同じことが言えます。
ただ、眼窩内脂肪やROOF、皮膚を切除する必要がない薄いまぶたの人だと、こうした効果はありません。
また、埋没法は、手術してしばらくはくっきりした自然な二重を維持していますが、時間が経って糸がゆるむと、ラインがだんだん弱くなったり浅くなったりします。
特に、腫れぼったいまぶたの人や、幅広い二重を作った場合はそうなりやすいです。
埋没法で、糸がまだゆるんでなく、二重がくっきりした状態で切開法をした場合は、術後もくっきりした感じなので、印象はほとんど変わりません。
逆に、埋没法をしてから時間が経って糸がゆるみ、二重のラインが浅くなったり薄くなったりした人が切開法をすると、くっきりした二重になります。
切開法のメリットは、半永久的にきれいな二重のラインが維持できることです。
埋没法だと、時間の経過で二重の幅が狭くなったり、ラインが浅くなったりしてしまいます。
このように、まぶたが厚い人が埋没法を受け、糸がゆるんでから切開法をして、まぶたの脂肪や皮膚を切除すれば、目もとの印象は変わることが多いです。
まぶたが薄い人や、埋没法の糸がゆるんでいないときに切開法をやる人は、二重の印象があまり変わりません。

◆症例
最初は埋没法で幅広平行型二重を作ったそうです。
くっきりしていた二重のラインが、数ヶ月で浅く、狭くなったようです。
まぶたに少し厚みがあると、埋没法で幅広平行二重を作ると、元に戻ってしまいます。
ミニ切開法で、余分な脂肪を少しだけ除去し、元に戻らない二重のラインを作りました。

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Before
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After
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After(メイクあり)
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/eye/mini_sekkai013.html

4.埋没法の糸は取ることができる?

埋没の糸は、切開しないで取る場合だと、小さな針穴を開けて探し出し、はさみで結び目を切って取ります。
当院で行った埋没法の糸を、当院で取る場合は、私の経験では、1ヶ月以内ならほぼ100%取れます。
それ以上月日が経つと、期間が長ければ長いほど結び目が深く沈み込むので、取りにくくなるし、取れる確率も低くなります。
術後1年経過していると、確率は80〜90%くらいまで下がります。
また、当院では埋没法に用いる糸は、取るときにやりやすいよう青色透明のものを使用しています。
ただ、術後5年以上経過すると、埋没糸の色が抜けて無色透明になってしまうので、さらに取りにくくなります。
色が抜けると、確率は50%くらいまで下がります。
他院で行った埋没法に関しては、取りやすさ取りにくさが異なります。
全般的にみると、瞼板(けんばん)法より挙筋(きょきん)法が、1本の糸でループ状に留める方法より複数の点で留める方法(2〜6点留めなど)の方が取りにくいです。
埋没法をした後に切開法をする場合は、既に埋め込まれている埋没糸は、当院のものでも他院のものでも、ほぼ100%取ることができます。
なお、埋没法の糸を取ると、二重が取れて元通りになりますが、まれに癖がついて完全に戻らないことがあります。
特に、まぶたの皮膚が薄い人が狭い二重を作って1年以上経っている場合は、戻らないことが多いです。
これは、いわば自然に二重になった状態です。
ちょっとしたきっかけで二重になる、もともと二重になりかけている一重の場合がほとんどです。

5.二重まぶたの手術後は朝起きると浮腫みやすい?

埋没法や切開法、眼瞼下垂の手術など、二重まぶたを作る手術は、術後に腫れが出て、二重の幅が予定より広くなります。
大きな目立つ腫れは、埋没法なら3日間くらい、切開法や眼瞼下垂の手術だと1〜2週間で引きます。
ただ、どんな手術でも、術後6ヶ月くらいは軽い炎症が残っているので、ちょっとしたことで腫れやすい状態になっています。
特に、まぶたの皮膚は非常に薄いため、腫れが出やすくなります。
そもそも、人間は誰でも、寝ているときは顔と心臓が同じ高さにあるため、朝起きたばかりのときは顔が浮腫み、まぶたは腫れぼったくなっています。
昼間活動していると、浮腫みが下に落ちて、まぶたの腫れも引いていきます。
このため、二重まぶたの手術をしてしばらくの間は、朝起きたときに浮腫んでいることで、まぶたの腫れが余計に出て、二重の幅が予定より広くなることがあります。
これは、一時的なもので、必ず戻るので心配ありません。
朝、多少浮腫んでいても、それほど不自然ではない上、大部分の浮腫みは1〜2時間程度で引きます。
朝起きたときのまぶたの浮腫みは、通常どおりになるまで、長いと6ヶ月くらいかかることもあります。
ただ、人によっては、全切開法をした術後2週間くらいでも、朝起きたときにほとんど浮腫んでいないこともあり、個人差が大きいです。

6.術後に太ったり痩せたりすると二重はどうなる?

太ると、誰でもまぶたに脂肪がついて厚ぼったくなり、痩せれば薄くなります。
もともと二重の人も、埋没法や切開法で二重にした人も、太ってまぶたが厚くなれば、二重のラインの上にのるまぶたのボリュームが増えるので、幅は少し狭くなります。
逆に、痩せると二重のラインの上にのるボリュームが減るので、幅は少し広くなります。
ただ、痩せすぎてまぶたがくぼむと、二重のラインの上にのるボリュームが減り、一重になったり、くぼんだところに新たに二重ができたりします。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/face/60.html

埋没法の場合、太ってまぶたが厚くなると、結んだ糸が脂肪の圧力でゆるみ、二重が戻りやすくなることがあります。
特に、幅の広い二重を作った場合に起こりやすいです。
切開法の場合は、術後に太ってまぶたが厚くなっても、二重が外れて戻ってしまうことはありません。
手術時にまぶたの脂肪を切除した場合は、術後に太っても、まぶたに少し脂肪がつく程度です。
脂肪を取っていない人にくらべて、まぶたが厚くなってもわずかです。
逆に、手術時にまぶたの脂肪を切除した後、痩せた場合は、もともと厚ぼったかったまぶたがさらに薄くなるので、すっきりしてきれいな二重になることが多いです。

7.まとめ

切開法で二重まぶたにすれば、幅が狭くなったり、元に戻ったりすることはありません。
ただし、いい加減な手術をすれば、切開法でも二重の幅が狭くなったり、元に戻ったりすることがあります。
歳をとると老化でまぶたがたるみやすいので、二重の幅が狭くなることがありますが、誰にでも起こるわけではありません。
元のまぶたの状態や、どのように年を取るかにより、幅が広くなることも、狭くなることも、ほとんど変わらないこともあります。
まぶたが厚い人は、埋没法をやり、糸がゆるんでから切開法をやると、目もとの印象が変わることが多いです。
埋没法の糸は、当院で行ったものは、術後1ヶ月以内ならほぼ100%、1年経過するとだいたい80〜90%の確率で取ることができます。
ただ、5年以上経過すると、確率は50%程度まで下がります。
二重まぶたの術後6ヶ月くらいは、軽い炎症が残っているので、朝、多少浮腫むことがあります。
ただ、それほど不自然ではなく、大部分は1〜2時間程度で引きます。
二重まぶたの術後太ると、まぶたに脂肪がついて厚ぼったくなるので、二重の幅は少し狭くなります。