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二重まぶた手術と逆さまつ毛やまつ毛エクステの絶対に知っておくべき関係

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二重まぶた・埋没法や切開法などで、逆さまつ毛が治ることがあります。
それなら、眼科や形成外科で逆さまつ毛の手術をすれば、安く二重まぶたになれると思いがちですが、大きな間違いです。
健康保険の治療と、自費診療の美容整形の違いを説明します。
また、最近流行のまつ毛エクステと二重まぶた手術の関係も解説します

1.朝起きたときにまぶたが浮腫むのは二重まぶた手術で改善する?

二重まぶた・埋没法や切開法、眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術などのカウンセリングをしていると、
「普段は二重なのですが、朝起きたばかりや泣いた後は、まぶたが浮腫んで腫れぼったくなり、一重になってしまいます。埋没法をやれば改善しますか?」
「私は、朝起きると顔が浮腫んで、まぶたが凄く腫れぼったくなるのですが、切開法でよくなりますか?」
と聞かれることがあります。
まぶたが浮腫み、水分で厚ぼったく腫れたり、重たくなったりすると、皮膚が普段の二重のラインで折れ曲がらなくなり、一重になってしまいます。
これが、普段は二重まぶたなのに、朝起きたときや泣いた後に、浮腫んで一重まぶたになるメカニズムです。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/face/238.html

埋没法や切開法、眼瞼下垂の手術で二重を作れば、朝起きたときや泣いた後にまぶたが浮腫んで腫れぼったくても、一重になることはありません。
ただ、このようなタイプの人は、元のまぶたが厚ぼったいことが多いので、埋没法を行った場合は、糸がゆるんで元に戻りやすくなります。
二重まぶた・ミニ切開法や全切開法、眼瞼下垂の手術に関しては、当院で正しい手術を行った場合は、元に戻ることは通常ありません。
また、朝起きたときや泣いた後に、まぶたが浮腫んで腫れぼったくなる人は、まぶたに脂肪がたくさんついていることが多いです。
このような人は、ミニ切開法や全切開法、眼瞼下垂の手術などを行って、余分な眼窩内(がんかない)脂肪やROOF(眼輪筋下脂肪組織)を切除して、まぶたをすっきりと軽くします。
こうすると、朝起きたときや泣いた後にまぶたが厚ぼったくなるのが、脂肪を切除した分、ある程度は改善することがあります。
とはいえ、朝起きたときや泣いた後にまぶたが浮腫むのは、体質的なものによるのが大きいので、全く浮腫まなくなるわけではありません。

2.健康保険の逆さまつ毛修正手術と美容整形の二重まぶた手術は同じ?

メールの問い合わせなどで、
「私は上まぶたの逆さまつ毛なんですが、埋没法か切開法で二重を作れば逆さまつ毛は治りますか?」
「眼科や形成外科で逆さまつ毛の手術をするのは、美容整形クリニックでやる切開法と同じですか?」
「普通の病院の眼科や形成外科で健康保険で逆さまつ毛の手術をすると、美容外科クリニックで二重まぶたの手術をするより安いのですが、仕上がりはどちらも一緒ですか?」
などの質問があります。

2-1.逆さまつ毛は二重まぶた手術で治る

逆さまつ毛の人は、ほとんどの場合が一重まぶたです。
二重まぶた・埋没法やミニ切開法、全切開法で狭い二重を作ると、まつ毛が上向きになるので、逆さまつ毛が治ることが多いです。
狭い二重というのは、目を閉じた状態で幅6mm以下です。
二重の幅をこれ以上広くすると、逆さまつ毛があまりよくならなかったり、全く改善しなかったりします。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/face/158.html

目を閉じた状態で6mm以下の幅が狭い二重なら、ある程度蒙古ひだが発達している人は、ほぼ末広型二重になります。
日本人は蒙古ひだが発達している人が多いので、末広型二重になる場合がほとんどです。
ただ、日本人でもまれに蒙古ひだがあまり発達していない人がいます。
芸能人やモデルなど、もともと美人な人に多いですが、この場合は必然的に平行型二重になります。
また、一般的に埋没法よりも切開法のほうがまつ毛の向きがより上向きになるため、逆さまつ毛が改善しやすい傾向にあります。
埋没法だと、糸がゆるんで二重のラインが弱くなると、まつ毛の向きも戻ってくるので、逆さまつ毛を治す場合は、埋没法よりも切開法のほうが望ましいです。

2-2.健康保険の逆さまつ毛修正手術はきれいな二重を保証しない

眼科や形成外科などで、健康保険で行う逆さまつ毛修正手術は、二重まぶた・切開法に準じた方法で行うことが多いですが、最近は埋没法を行うこともあるようです。
この手術でも二重になりますが、美容外科で行う二重まぶた手術とは、仕上がりが異なる場合があります。
なぜかというと、健康保険での医療行為というのは、基本的に、
「病気で苦しんでいる人を助けるために、みんなで積み立てた大事な保険金と税金を使って治療を行う」
という前提で行うものだからです。
健康保険で逆さまつ毛修正手術をするというのは、病気を治す、という前提で行われる医療行為です。
美容整形クリニックで行う、きれいになるために自費診療でやる医療行為とは、目的が異なります。
健康保険での逆さまつ毛修正手術は、あくまでも逆さまつ毛を治療するための手術で、きれいな二重を作ることは保証していません。
健康保険で手術したあと、傷が汚くてガタガタだったり、自分の期待していた二重のラインと違っていたりしても、逆さまつ毛が治っていれば、手術は成功です。
ときどき、美容目的で二重にしたいのに、安いという理由だけで、眼科の病院などで健康保険で逆さまつ毛修正手術を受ける方がいます。
そうした方は、傷が汚かったり、二重のラインが期待と違ったりすると、返金や無料での修正を要求したりしますが、これはお門違いです。
胃がんでお腹を切って胃を切除して、がんは確実に切除されているのに、「お腹の傷が汚いからこの手術は失敗だ。治療費を返せ」と要求しているようなものです。
逆さまつ毛の人でも、美容目的できれいな二重にしたいなら、美容外科クリニックで自費診療の手術を受けるべきです。
また、健康保険で行う手術は、原則として保険適応になっている医療行為しか受けることができません。
麻酔クリームや痛みの少ない麻酔注射などは、ない場合が多いです。
健康保険で逆さまつ毛修正手術を受けたあと、きれいな二重に修正する手術は、手術を受けていない人を二重にするのにくらべて難しく、要望にこたえられないことも多いです。
手術でよい結果を出すためにも、日本の医療費を破綻させないためにも、健康保険で美容目的の手術を受けるのは避けるべきです。

3.まつ毛エクステをしたまま二重まぶた手術をするのは問題?

「まつ毛エクステをつけたまま、埋没法や切開法などの目もとの手術はできますか?」
「まつ毛エクステをしたままで目もとの手術をする場合、術後の腫れや仕上がりに影響はありますか?」
という質問をメール受けることがあります。

3-1.少し前のまつ毛エクステが残っている程度なら手術に影響はない

まつ毛エクステがついていても、二重まぶた・埋没法やミニ切開法、全切開法、目頭切開、目尻切開、眼瞼下垂の手術、上まぶたたるみ取り、下まぶたたるみ取り、まぶたの脂肪取り、蒙古ひだ形成・目頭切開後の修正、タレ目(パンダ目)形成(グラマラスライン/下眼瞼下制術)などの、目もとの手術を受けることは可能です。
手術のちょっと前につけたまつ毛エクステが、たまたま残っている程度なら、手術にほとんど影響はありません。
しかし、まれに手術の直前に、わざわざまつ毛エクステをつけてくる方がいます。
このような場合は、フサフサのまつ毛エクステが邪魔になり、手術に影響する可能性があります。

3-2.手術直前のまつ毛エクステはデメリットが多い

手術をする美容外科医の立場からすると、まつ毛エクステがついている人の目もとの手術は、ついていない人の手術にくらべてやりにくいというのが本音です。
手術がやりにくい要因や、仕上がりに影響する理由を挙げると、
●手術前に化粧を落としても、まつ毛エクステにマスカラなどがこびりついているため、それが術野や傷に触れ、不潔になり、傷が汚くなりやすい
●傷を細い糸で縫合するときなど、まつ毛エクステが糸にからまって邪魔になる
●メスで正確に皮膚を切開するときや内部処理をするときに、まつ毛エクステが邪魔になる
●手術中、まつ毛エクステに血液やガーゼがからみつき、術野が汚くなりやすい
●手術がやりにくくなる分、手術時間が長くなり、出血量が増え、術後の腫れが強くなる
などです。
手術の直前にまつ毛エクステをつけてきた方の理由は、
「まつ毛エクステをつけて二重の手術をすると、術後の腫れがエクステで隠れて目立たなくなるって、整形した人のブログに書いてあったから」
「手術するとしばらくまつ毛エクステがつけられなくなるから、直前にエクステをつけとくのがいいって、ネットの掲示板に書いてあったから」
などです。
しかし、上記のようにまつ毛エクステをした直後に手術するデメリットのほうが、メリットをはるかに上回ります。
手術の直前にあえてまつ毛エクステをするのは、おすすめしません。

4.まとめ

普段は二重なのに、朝起きたときや泣いた後に一重になるのは、まぶたが浮腫んで腫れぼったくなり、皮膚が二重のラインで折れ曲がらなくなるからです。
埋没法や切開法、眼瞼下垂の手術で二重を作れば、まぶたが浮腫んでも、いつでも二重のままでいられます。
逆さまつ毛は、埋没法や切開法で目を閉じた状態で6mm以下の狭い二重を作ると、まつ毛が上向きになって治ることが多いです。
眼科や形成外科で行う健康保険の逆さまつ毛修正手術は、あくまでも逆さまつ毛を治療するのが目的で、美容外科の手術のようにきれいな二重を作ることは保証していません。
逆さまつ毛の人でも、美容目的できれいな二重にしたいなら、自費診療の手術を美容外科クリニックで受けるべきです。
まつ毛エクステをしていても、少し前のものが残っている程度なら、目もとの手術に影響はありません。
術後の腫れが目立たなくなる、手術するとつけられなくなるからと、手術の直前にまつ毛エクステをしてくる方がいますが、これはデメリットがメリットをはるかに上回ります。
傷が不潔になったり、手術がやりにくくなる分出血量が増え、術後の腫れが強くなったりするからです。