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二重まぶた埋没法の知ってるつもりで知らない真実を医師が徹底解説!

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埋没法は二重まぶた手術の1種です。
まぶたの中に細い糸を埋め込み、二重にしたいラインの皮膚と、まぶたの先端にある軟骨の瞼板(けんばん)などを結んで固定します。
料金が安く、メスを使わないため腫れなどが引くダウンタイムが短くてすむというメリットがあります。
時間がたつと元の一重に戻ってしまうといわれますが、戻りにくい人もいます。
埋没法のメリットとデメリットを、正しく理解しましょう。

 

1.埋没法のメリットとデメリット

埋没法のメリットは
・ほとんどの場合、気が変わったら糸をとって元に戻すことができる
・料金は当クリニックで両目で90,000円(税抜)と、ミニ切開法や全切開法よりも安い
・ダウンタイムは、ミニ切開法や全切開法よりも短い
などです。
ダウンタイムは、強い腫れは3日で引き、アイメイクも可能です。

1−1.埋没法は元に戻りやすい

埋没法のデメリットは、時間がたつと元の一重に戻ってしまうことだといわれてます。
当クリニックでは、高須式クイック二重術というオリジナルの埋没法を行っています。
1本の糸を1.0〜1.2cmくらいの幅のループ状に埋め込むことで、ループの両端の2点で留まり、さらに点と点の間も線で留まる方法です。
通常の埋没法より、元に戻りにくいのが特徴です。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/face/21.html

それでも、糸がゆるんで元に戻ってしまうことがあります。
埋没法をやっても元に戻りやすいのは、
・目がくぼんでいる
・目を開ける力が弱い
などの場合ですが、他にもあります。

1−2.まぶたが腫れぼったい、幅の広い二重にすると取れやすい

埋没法は、細い糸で皮膚と瞼板を結んで固定します。
まぶたに脂肪がついて腫れぼったいと、皮膚と瞼板が脂肪を挟んでしまうため、糸がゆるみやすくなります。
脂肪が糸をまぶたの下の方へ押してしまうので、時間がたつと二重の幅が狭くなってしまいます。
こうした方は、埋没法で何度も強く固定しても、元に戻ってしまいます。
二重のラインが、目を閉じた状態でまつ毛から7mm以上の幅の広い二重にする場合も同じです。
まぶたは、下の方は脂肪が少なくて薄く、上の方は脂肪が多くて厚くなっています。
二重の幅を広くすると、まぶたの上の方の、脂肪が多くて厚い部分を固定することになるため、糸がゆるんで元に戻りやすくなります。

1−3.アトピー性皮膚炎や花粉症だと元に戻りやすい

術後に目を強くこすると、だんだんと糸がゆるんで元に戻りやすくなります。
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーがあり、しょっちゅう目を強くこすっている人は、元に戻りやすい傾向があります。
ただし、洗顔やクレンジングなどで、まぶたを軽くこする程度なら、さほど問題はありません。
毎日のコンタクトレンズやつけまつ毛の付け外しなども、よほど激しく行わない限り問題ありません。
眼科医の診察を受ける際、まぶたを裏返される行為なども、ひんぱんに行わない限りは問題ないです。

1−4.手術の技術が低いと突然取れることがある

埋没法をしたのに元に戻ってしまう場合、ほとんどは二重の幅がだんだん狭くなり、最初はくっきりしたラインがだんだんと浅くなります。
これは糸がゆるんでしまうからです。
まれにですが、突然一重に戻ってしまう場合もあります。
クリニックによっては、質の悪い弱い糸を使用するため、切れてしまうことがあります。
手術の技術的な問題で、糸の結び方がゆるかったり、すぐにほどけてしまうような結び方だったりすると、突然元に戻ることもあります。
こうならないためには、しっかりした技術を持つクリニックを選ぶことが大切です。
他に、ボールが目に思いっきり当たったり、目を殴られたりすると、衝撃で糸がプツッと切れて元に戻ってしまうことがあります。

1−5.「当院の埋没法は取れません」は医学的にありえない

埋没法でも、まぶたの薄い人が、目を閉じた状態で幅6mm以下の狭い二重を作った場合は、約50%の人が10年以上取れません。
当クリニックは35年の歴史があるので、埋没法をして10年以上二重が取れていない方に会うことがあります。
そうした方はほとんど、まぶたが薄く、6mm以下の狭い二重にしています。
当クリニックの埋没法は、私個人の統計では、二重が2年以内に取れてしまう方が5〜10%くらいいます。
この5〜10%は、まぶたの厚い人や幅の広い二重を作った場合を含んでいます。
まぶたの薄い人や狭い二重を作った場合に限れば、二重が取れる確率はもっと低くなります。
他のクリニックの広告に「当院の埋没法は98%の人が3年以上とれません」というのがあります。
まぶたの薄い人や幅の狭い二重を作る場合に限定すれば、それくらいの数字になるかもしれません。
そうでない人も含めるなら、医学的にそんなに取れにくい埋没法はありえません。
ましてや、「当院の埋没法は絶対に取れません」などとうたった広告は問題外ですので、注意が必要です。

2.埋没法の糸は術後どうなる?

埋没法は、ナイロンの糸を使用します。
埋め込んだ糸は取らない限りまぶたに残り、吸収されてなくなることはありません。
そもそも、皮膚と瞼板などを糸で固定して二重になるので、糸がなくなれば二重も取れてしまいます。
埋没法は、幅の広い二重を作ったり、まぶたの厚い人が行ったりすると、糸がゆるんで二重が外れてしまうことがあります。
この場合、二重は取れてもまぶたの糸は残ることになります。
残っても大きな問題が起こることはないので、ほとんどの人は糸をそのままにします。
再び埋没法を希望する場合は、別の糸を埋め込んで二重を作ります。
前回の糸は取ることが可能なら取る場合もありますが、取らないことが多いです。
無理に取ろうとすると、よけいに腫れたり、傷が残ったりすることがあるからです。
特に挙筋法(きょきんほう)で行った埋没法の糸は、取るのが困難です。

3.埋没法は何回までやっていい?

医者によって考え方は違うと思いますが、私は埋没法をやってもいいのはせいぜい3〜4回までと考えています。
埋没法を繰り返すとまぶたの中に糸がたまり、負担がかかることがあるからです。
埋没法に用いるナイロンの糸は生体親和性が高く、アレルギーなどの異物反応が起きません。
美容外科以外の医療分野でも幅広く使われ、安全性も認められています。
しかし、異物であることに変わりありません。
まぶたの皮膚は非常に薄いので、たくさんのナイロンの糸を埋め込んでしまうと、きれいな二重のラインにならず、三重、四重になってしまうことがあります。
まぶたに負担がかかり、しこりのようになって異物感を覚えることもあります。
たくさんの糸が入っているため、まぶたの裏側の粘膜が荒れる場合もあります。
ものもらいにかかると、まぶたの中のたまった糸に細菌が付着して、症状が悪化することもあります。

4.埋没法の瞼板法と挙筋法はどっちがいい?

埋没法には、瞼板法と挙筋法があります。
瞼板法は、皮膚とまぶたの先端にある軟骨の瞼板を糸で結びます。
挙筋法は皮膚と、瞼板ではなくその奥にある上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)を糸で固定します。

img_maibotsu_kind_01瞼板法
img_maibotsu_kind_02挙筋法

【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/face/103.html

当クリニックオリジナルの埋没法である高須式クイック二重術は、原則として瞼板法で行います。挙筋法には、デメリットが多いからです。

4−1.腫れが長引きやすいのは挙筋法

挙筋法は、瞼板の奥にある挙筋と皮膚を固定します。
その分糸が長くなるため、術後の腫れが長引きやすくなります。

4−2.挙筋法は二重の幅が狭くなったり、元に戻ったりしやすい

挙筋法は、軟骨である瞼板ではなく、筋肉であり柔らかい挙筋と皮膚を結ぶため、固定力が弱く、糸がゆるみやすくなります。
なので、術後に二重の幅が狭くなったり、元に戻ったりしやすくなります。

4−3.眼瞼下垂になりやすいのは挙筋法

挙筋法は、上眼瞼挙筋を糸で締め付けることになります。
上眼瞼挙筋は、まぶたを開ける筋肉です。
そのため、術後にまぶたが開けづらい、つまり眼瞼下垂(がんけんかすい)の症状が出ることがあります。

4−4.挙筋法最大のデメリットは埋没糸が取りにくいこと

挙筋法の最大のデメリットは、術後に埋没糸を取る必要があるとき、それが非常に困難なことです。
瞼板法は、術後に埋没糸を取る場合、比較的取りやすい方法です。
挙筋法は、瞼板のさらに奥にある挙筋と皮膚を固定するため、埋没糸がまぶたのかなり奥のほうに埋め込まれます。
糸を取るため皮膚に小さな穴を開けても、奥にあるので引き出せないことがあります。
ミニ切開法や全切開法の際に埋没糸を取るときは、わざわざ眼窩隔膜(がんかかくまく)を開けて挙筋を出さなければならないことが多いです。
そのため、腫れが余分に出ることもあります。
技術の低い医師だと、取れないこともあります。
埋没糸を取ることができないと、埋没法のメリットである元に戻したいときに戻すことができません。
ミニ切開法や全切開法をしたり、再度埋没法で幅を変えたりする場合、前の埋没法の二重が邪魔になり、きれいなラインにならないこともあります。

4−5.当クリニックの埋没法ならまぶたの裏に糸が出ない

挙筋法を行っている美容外科クリニックのサイトを見ると、「瞼板法はまぶたの裏に糸が出るが、挙筋法では出ないため、挙筋法のほうが眼球に優しい」とあります。
1点留め、2点留めなどと呼ばれている、他院で行われている埋没法の瞼板法は、術後にまぶたの裏に糸が出ます。
当院で行っている高須式クイック二重術は、1本の糸をループ状にして留めるため、まぶたの裏に糸が出ません。
瞼板法でも、眼球に優しい方法なのです。

5.埋没法は多くの点で留めるのがいいというのは間違い!

当クリニックオリジナルの埋没法である高須式クイック二重術は、他院で行っている糸を何本も使って2点留め、3点留めする方法とは異なります。
1本の糸をループ状に埋め込み、点ではなく線で留める方法です。
線で留めるということは、無数の点で留めるのと同じなので、たくさんの点で留める方法より取れにくいのです。
埋没法は、最初は点で留める方法でした。
1点留めだとすぐ取れてしまうので、2点留め、3点留め、4点留めと増えていきました。
点が増えると、まぶたに埋め込む糸の本数が増えます。
埋没法の糸は非吸収糸なので、取らない限り、異物としてまぶたの中に残ります。
まぶたの中にたくさんの糸が残ると、負担がかかりやすく、さまざまな合併症が生じることがあります。
異物感を覚えたり、目を閉じたときに糸玉がポツッとしこりのように出て不自然に見えたり、糸に細菌がついて感染症状がひどくなったりする可能性があります。
埋没法はできる限り少ない本数の糸で、取れにくい二重を作るのが、まぶたや眼球に優しく、安全です。
そこで開発されたのが、1本の糸でループ状に留める高須式クイック二重術です。
ではなぜ、今の日本の美容外科(特に激安チェーン店系)は、たくさんの点で留める方法が主流なのでしょうか。
高須式クイック二重術は、手術の経験と手先の器用さ、繊細さが必要とされるため、経験の少ない医師はすぐにはできないからです。
点で留める方法なら、経験の少ない医師や不器用な医者でもすぐにできるのです。

6.まとめ

埋没法は元に戻りやすいといわれますが、切開法よりも料金が安く、ダウンタイムが短いなどのメリットがあります。
なぜ元に戻りやすいのか、どうしてダウンタイムが短いのかなどの埋没法のしくみを知れば、広告にだまされずに美容クリニック選びができるでしょう。

ba_maibotsu25                    1週間後

【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/face/21.html