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美容整形の料金は高い?安い?適正価格を医師が徹底解説

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美容整形は高い、というイメージがある人は多いのではないでしょうか。
一方で、ものすごく安い料金を打ち出しているクリニックもあり、素人には何が美容整形の適正価格なのかわからず、悩んでしまいます。
美容整形の料金について、医師が解説します。

 

1.美容整形の料金は高い?

美容整形の料金は高いのでは、といわれることがあります。
美容整形は医療行為で、エステ、サロン、美容院など他の美容産業とは異なります。
医療行為は医師がいなければ行えず、看護師などの専門スタッフも必要なので、人件費が高くなります。
医療器機、医療設備、医療材料も高額なので、ランニングコストが高くなります。
さらに美容整形の場合、自費診療のため、病気を治す他の医療と異なり、健康保険で支払われることはありません。
国や地方公共団体から補助金が出たり、個人や団体から寄付金がもらえたりもありません。
そのため、美容整形の料金は、一般的に高くなります。
こう考えると、当クリニックの料金に関しては、私自身は適正価格だと思ってます。
当クリニックはベテランの優秀な医者、スタッフを多く抱え、健全な経営をしていて、赤字にならない程度に継続しています。
ぼったくりをしたり、放漫な経営をしたりすることなく、真面目にやっています。

2.広告費を上乗せして料金が高くなる?

実は、当クリニックは他院と比較して、手術件数、売上高に対する広告宣伝費は、むしろ少ないほうなのです。
たとえば、私が院長をしている名古屋院を見てみると、現在、売上高に対する広告宣伝費は10%程度です。
他院は20〜30%くらいのところが多く、クリニックによっては50%くらい占めるところもあります。
美容整形クリニックの中では、10%という数字は低く、優秀なほうです。
ただ、当クリニックは他院にくらべて規模が大きく、患者数も多いので、比率は10%でも広告出稿量は小さなクリニックより多くなります。
テレビCMなどを観る機会も多いので、宣伝をいっぱいしてるから高いと錯覚、誤解してしまうのかもしれません。
最近は、テレビCMなどのお金がかかる広告より、ブログ記事を書いたり、症例写真をアップしたり、YouTubeに手術動画をアップしたり、ホームページのコンテンツを充実させるといった、お金がかからないことに力を入れています。
そのため、広告宣伝費の割合は年々下がっているのが実情です。

3.極端に安い美容整形クリニックは何が違う?

美容外科は、保険診療で行う他の科と違い自費診療なので、施術料金はクリニックごとに設定されていて、いろいろな価格があります。
日本は資本主義国家なので、施術料金は他のモノの値段と同じように、需要と供給のバランスを見て、経済の流れの中で設定されます。
そのため美容外科も、品質とサービスの質で勝負するタイプと、安い価格でたくさん施術する薄利多売の経営をするタイプとがあります。

3−1.一番多いのが医師などの人件費

美容外科の施術料金は、医師、看護師などの人件費、ヒアルロン酸、ボトックス・ボツリヌストキシン、その他の薬、ガーゼ、包帯などの材料費、手術室や手術器械、麻酔器、滅菌器などの設備費などによって設定されます。
その中で、一番かかるのが人件費です。
手術が上手でサービスがよく、手術経験も豊富なベテランの美容外科医は、満足度が高いため、給料が高く設定されます。
手術があまり上手でない医者や、大学の医学部を卒業したばかりの経験の少ない新米医者は、薄利多売型のクリニックへ行くことになります。
また、高いレベルの医療を提供するには、優秀なベテランの看護師、事務員なども雇う必要があります。

3−2.安いヒアルロン酸やボトックスは効果が薄く短期間で効かなくなる

ヒアルロン酸やボトックス・ボツリヌストキシン、その他の薬剤なども、高品質のものを使えば原価コストは高くつきます。
一方で、
(1)中国製や東南アジア製の安いものを使用する
(2)生理食塩水や麻酔液で濃度を薄めて使用する
(3) 正規ではないブラックマーケットで安く出回る使用期限切れのものを使用する
(4)1本の薬剤を複数で使い回す
(5)残ったものを保管して後日使用する
こうしたことをすれば、原価コストを削減できます。
ただし(1)や(2)、(3)は、効果が薄かったり短期間で効かなくなってしまったりするため、施術の満足度が下がります。
(4)や(5)はB型肝炎、C型肝炎、HIVエイズなどの感染症を起こす可能性があるため、やってはならないことです。

3−3.手術やレーザー治療でも人件費を削減している場合がある

質の高い医療を提供しようとすれば、医療設備、手術室、麻酔器なども最新のものが必要です。
注射器、注射針、縫合糸、縫合針、ガーゼなどの医療材料、手術道具、医療手袋なども、品質の悪いものは安いですが、国産のもの、品質のいいものは高いです。
ウルセラ、サーマクール、ポラリス、フォトフェイシャルなどの照射系治療、レーザー系治療は、本来、医者が施術しなければならないものです。
看護師や事務員に施術させれば、その分人件費を削減することができます。
その場合、パワーを下げて照射しなければならないため、効果や満足度は格段に下がります。
また最近は、正規のメーカーの器械ではない、コピー商品のポラリス、フォトフェイシャルなどが出回っています。
安いコピー商品を使えば経費は削減できますが、効果が劣ったり、トラブルなどが生じたりすることが多いです。
シリコンバッグプロテーゼ豊胸手術、脂肪注入豊胸、広範囲の脂肪吸引、輪郭形成手術などは、本来は麻酔科の専門医がつきっきりで全身麻酔をかけ、美容外科医が手術に専念するチーム医療で行います。
麻酔科の専門医を雇わず、美容外科医に全身麻酔や硬膜外麻酔をかけさせ、1人で麻酔管理と手術をやらせれば、人件費を削減することができます。
ただし非常にリスクが高くなり、医療事故が起こりやすくなります。
手術器械の滅菌や清潔な手術操作が粗末にされる可能性もあり、感染症のリスクも高くなります。

3−4.安い料金で患者をつり高価な施術のローンを組ませるクリニックも

薄利多売で経営する場合、施術料金が安い分、患者の回転を早くしないといけません。
そのためには、カウンセリング時間、手術時間を短くして、術後のアフターケアをなるべく行わないようにします。
一方で「二重まぶた埋没法9,000円!」などの極端に安い施術を広告で打ち出して、患者を呼び寄せるクリニックは、来院すると口の上手い医者や美容クラークと呼ばれる専門カウンセラーと、個室で2人きりになって時間をかけて話しをします。
カウンセリングがていねいなのかと思いきや、巧妙に高い施術をすすめ、結局ローンを組ませるのです。
相手は成約させた治療代金の何%かが歩合給になるので、必死になってすすめてきます。

3−5.料金が適正なのか決めるのは患者自身

薄利多売型も品質勝負型も、どちらも顧客(患者)に需要があるのが現実です。
どちらの美容外科で施術を受けるかは患者自身が決めることなので、じっくりとよく考えて決めてほしいです。
他院の手術で失敗し、当クリニックで修正手術をしてきれいになった方は、「こんなことなら、最初からここでやればよかった」といいます。
安いところで手術を受けても、結果が悪く、別のクリニックで修正手術を受ければ、余計な費用はかかるし、腫れやダウンタイムも倍かかるのです。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/beauty/82.html

4.当クリニックのモニター制度とは

当クリニックでは、モデルとして、さまざまなメディアに登場してもらえる方を募集しています。
モニター契約書には、以下のことが書かれています。
・モニターになることでいくら値引きするのか
・症例写真は顔全体が出るのか、顔の一部分が出るのか、顔は出ずボディーだけ出るのか
・症例写真はインターネット、雑誌や書籍、パンフレット、院内の症例写真アルバム、テレビなどのどのメディアに出るのか
モニターを希望されても、適応がないためお断りすることもあります。
たとえば、
・客観的に見てほとんど変化が見られない治療
・同じ治療の症例写真がすでにたくさんあり、必要としていない場合
・治療希望の部位の近くに、他院で行われた非常に汚い手術跡がある場合
などです。

4−1.モニターだと料金が安くなる?

モニターになった場合、ケースバイケースですが、私の場合は原則として、顔の施術をして顔全体の写真が出る場合は50%OFF、顔の施術をして顔の一部分の写真が出る場合や黒目を隠して顔全体の写真が出る場合は30%OFF、ボディーの施術をして顔は出ず、ボディーだけの写真が出る場合は30%OFFになることが多いです。
モニターは術後の経過写真撮影のため、一般の方より何回か余分に通院する必要があります。
治療内容により異なりますが、たとえば二重まぶた全切開法なら、手術日と1週間後の抜糸の日以外に、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後に来院する必要があります。
遠方の場合は交通費がかかるため、治療内容によってはモニターで手術してもあまり安くならないこともあるので注意が必要です。

4−2.モニターは途中解約できない

原則として、モニター契約は途中で解約できません。
たとえば芸能界デビューのために整形を考えている人は、写真が残ってしまうので、モニターで施術することはおすすめしません。
モニターを考えている方は、十分に検討してから申し込んでください。

5.まとめ

美容整形の料金は、人件費や材料費、設備費など、いろいろな要素で決まります。
薄利多売型も品質勝負型も、現在ではどちらにもニーズがあることは確かです。
だとしたら、選ぶのは自分次第です。
当サイトでは美容整形クリニック選びの参考になる情報を、今後も発信し続けていきます。