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ボトックスはメスを使わないアンチエイジング施術の代表格

healthcare and medicine concept - female doctor in mask holding syringe with injection

メスを使わないアンチエイジング施術の代表的なもののひとつが、ボトックス・ボツリヌストキシン注射です。
しわ治療だけでなく、小顔やわき汗防止、ほっそり足まで、さまざまな治療に使われています。
それだけにどういう治療かを知っておくのが大切です。

1.アンチエイジングの代表、ヒアルロン酸とボトックスの違い

アンチエイジング注射の代表と言えるのが、ヒアルロン酸とボトックスです。
同じ注射でもそれぞれ特徴が大きく違います。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する物質なので、アレルギーの心配がないのが特徴です。
肌に注射すると、しわの溝をふっくらと盛り上げ、ハリのあるイキイキとした肌に導きます。
ボトックス・ボツリヌストキシンは、ボツリヌス菌が作り出す毒素を弱めて調整したもの。
70年代から斜視や顔面けいれんなどの筋肉の緊張をほぐす治療に用いられてきました。
それが美容治療にも転用され、今や大人気の治療法です。
こわばりをほぐすことから、筋肉の緊張からくるしわやでっぱりなどに対応します。

2.顔に対するボトックス・ボツリヌストキシン治療

ではボトックス・ボツリヌストキシン治療が、どういう効果があるのか、まず顔の部位からくわしく見ていきましょう。
治療を考える際に気をつけたいことも紹介します。

2−1.しわ

表情しわに用いる場合は、額、眉間、鼻根、目尻、唇の縦じわ、あごの梅干ししわに効果があります。

2−2.見極めが大切な額のしわ

しわの中でも特に注意したいのが、額のしわです。
額のしわが目立つ人の中には、まぶたのたるみや眼瞼下垂(まぶたの開きが悪い状態)のために、眉毛を上げて目を開けています。
そのような状態で額にボトックス・ボツリヌストキシンを注射した場合、額のしわは目立たなくなります。
ですが一方で、眉毛が下がって目が大きく開きづらくなったり、額が重たく感じたりすることがあります。
本来、眉毛を上げて額にしわを作っている人にボトックス・ボツリヌストキシンは注射してはいけないのです。
万が一、そのような人が額にボトックスをほどこした場合、残念ながら対処のしようがなく、ボトックスの効果がなくなるのを待つしかありません(6ヶ月前後のことが多いです)。
額のしわが気になる人は、熟練の医師にボトックス注射の適応があるかどうかを見極めてもらう必要があります。
場合によってはボトックス注射ではなく、ヒアルロン酸注射や、ポラリスなどのレーザー照射系治療、イタリアンリフトファインなどの溶ける糸のリフトをおすすめすることがあります。

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Before               After
【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/face/217.html

2−3.ほうれい線

同じしわでもほうれい線の治療はボトックス・ボツリヌストキシンを使ってはいけません。
ほうれい線を作る筋肉にボトックス注射すると、笑ったときの表情が不自然になってしまいます。
筋肉の動きをゆるめるボトックス治療は、筋肉の位置と動きを把握していないとうまくいきません。
熟練の医師を選ぶことも大切です。

2−4.エラを目立たなくして小顔になる

一昔前はエラが気になって小顔にしたい場合は、手術でエラの骨を削るしかありませんでした。
手術が減った要因は、エラボトックス・ボツリヌストキシンが登場したことにあります。
エラの骨に付着している咬筋(こうきん)という大きな筋肉に注射すると、咬筋が委縮を起こしてエラが細くなって小顔になるのです。
しかも咬筋はエラの骨よりもはるかにボリュームがあるため、骨を削るよりもエララボトックス・ボツリヌストキシンをした方が小顔効果が大きい場合がほとんどです。
エラボトックス・ボツリヌストキシン注射は、ほとんどダウンタイムもなく、値段も安く、リスクもなく、効果も大きいです。
エラが小さくなることで、ほおがふっくらと見え、若々しい印象が生まれることもあります。

2−5.歯ぎしりや顎関節症も軽減

歯ぎしりが習慣になると歯がすり減ったり、歯の表面がこすれて神経がむき出しになり、そこから知覚過敏になることもあります。
ひどい場合は顎関節症を引き起こすこともあります。
歯ぎしりは睡眠中に無意識でするので、本人が気づかないうちに睡眠不足になることもあるようです。
これらはエラボトックスと同じく、咬筋をゆるめることで軽減できます。

2−6.その他の施術

笑うと歯ぐきが見えてしまうのをガミースマイルと言います。
これも上唇の筋肉をゆるめることで、歯ぐきを目立たなくすることができます。
唇の縦じわもボトックスでめだたなくできます。
口角が下がっていると、表情が暗くきつい印象になりがちですが、ボトックスで修正可能です。
目を大きく見せたい、かわいい感じの目もとにしたいという場合、少しタレ目にすると効果的です。
目じりを下げるボトックスで簡単に実現できます。

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顔の施術可能部位
【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/skin/05.html

3.顔以外の部位のボトックス治療

ボトックス・ボツリヌストキシン治療は、顔だけでなく体にも効果的です。
どういった症状や部位に有効か紹介していきます。

3−1.わきの汗を止める

わきの汗で洋服の色が変わるのを嫌ったり、多汗症でわきや手足の汗が気になったりという場合、ボトックス・ボツリヌストキシンが効果的です。
汗を送り出す筋肉をゆるめることで、汗の量を減らせます。

3−2ふくらはぎを細くする

筋肉がはったふくらはぎは、ボトックス・ボツリヌストキシンでゆるめることで細くなります。
一時期芸能人が受けているというので、非常に話題になりました。
筋肉をゆるめるというと、歩くなどの動作に支障があるように思いますが、心配ありません。
筋肉を落とすのではなく、必要以上に力が入る部分をゆるめるだけなのです。

3−3.肩こりの治療

ボトックス・ボツリヌストキシン治療は、筋肉をゆるめることから肩こりにも効果的です。
同じ理由で、いかり肩をなだらかな女性らしいラインに近づけることも可能です。

4.ボトックス・ボツリヌストキシンの種類

ボトックス・ボツリヌストキシンは、一般的にボトックスという名前で普及しています。
ボトックスというのはアメリカのアラガン社の商品名です。
ボツリヌストキシンというのは、成分名です。
ボトックス・ボツリヌストキシンには、米国製、英国製、中国製、東南アジア製などさまざまなものがあります。
当クリニックではしわに注射する場合は、もっとも安心して使える米国製、英国製のものを使用してます。
また、使用する濃度、量も重要です。
薄めて使用すれば原価コストは安くなりますが、当然効果が弱くなるうえに持続期間も短くなります。
当クリニックでは、少しでも効果が出るようになるべく高濃度で使用するようにしています。
当クリニックでは、高品質のボトックス・ボツリヌストキシンを正しい量で正しく使うため、仕上がりが不自然になることはありません。

5.治療の回数と持続効果

ボトックス・ボツリヌストキシン治療は注射をするだけなので、どの施術でも治療時間はだいたい5分程度です。
治療は1回でも効果があります。
多少個人差はありますが、注射してから2、3日でだんだん効果が現れます。
1週間後には完全に効果が現れます。
その後、1ヶ月くらい強い効果が続き、4〜6ヶ月くらいかけて徐々に効果が弱まっていきます。
完全に効果がなくなるには、6ヶ月ぐらいかかるでしょうか。
ただ、エラやふくらはぎの場合、高品質のボトックス・ボツリヌストキシンを高濃度で使用すると、1回でもある程度の効果が残ります。
これは筋肉が廃用性萎縮という現象を起こし、ある程度筋肉の力が元に戻らないようになるため効果が半永久的に続くのです。
その後4〜5ヶ月おきに、エラやふくらはぎに5回程度打ち続けると効果が続きます。
エラなどほどは効果は持続しませんが、眉間などのしわやガミースマイルなども回数を重ねるほど効果の持続時間が長くなっていきます。

6.クリニックによって料金が違うのはなぜ?

みなさんがいちばん疑問に思うのは、クリニックによって料金差が大きいことでしょう。
当クリニックでは、高品質のボトックス・ボツリヌストキシンを正しい量で正しく使っています。
しかしボトックス・ボツリヌストキシンは、ものによっては非常に質が劣っていたり、濃度が薄かったりします。
しかも安くするために、さらに濃度を薄めて使ったりするようです。
質の悪いボトックス・ボツリヌストキシンや薄めて使用すれば、当然効果は少なくなります。
3ヶ月くらいでほとんど元に戻ってしまうため、半永久的な効果は期待できません。
価格だけで施術を判断するのは間違いの元です。

7.ダウンタイム

ボトックス・ボツリヌストキシン治療のメリットが、ほとんどダウンタイムがないことです。
極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。
注射後の痛みもほとんどありません。
注射した後は、5〜10分くらい保冷剤などで冷します。
針穴から出血していなければ、メイクをして帰ることもできます。
しかし、あくまで針を刺して注入するため、激しい運動をすると多少腫れてくることがあります。
場合によっては、注射直後はほとんど腫れていなかったのに、注射当日に激しい運動をしたことにより、内出血で青くなることもあります。
施術当日は激しい運動では内出血の可能性があることを覚えておいてください。
注射後の内出血は全ての人に生じるわけではありません。
むしろ内出血を生じない人のほうが多く、内出血が生じてしまうのはだいたい10人に1人くらいの割合です。
内出血が生じる原因は、注射針が細い血管に当たってしまうことです。
注射する際、針が血管に当たらないように注意していますが、どれだけ慎重に注射しても、10分の1程度の確率で内出血は生じてしまいます。
程度の軽い内出血であれば1週間くらいでほとんど消えてしますが、運悪く強い内出血が出てしまうと2週間程度かかることがあります。

8.まとめ

ボトックス・ボツリヌストキシンは、今では定番ともいえる治療法です。
ダウンタイムもほとんどなく、妊娠中か授乳中の場合以外、誰でもが受けられる治療法です。
施術を成功させるポイントは、熟練の医師を選ぶこと、低価格に惑わされないことの2点です。