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ボトックスならメスを使わずわきが・多汗症から汗ジミまで対応!

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手や足などが汗でぐっしょりと濡れる多汗症や、ニオイが気になるわきが、だれもが気になるわきの汗ジミは、たった10分程度の治療で軽減、あるいは解消できます。
この治療法と効果、そして治療後の注意などを紹介します。

1.汗の臭いや多汗の原因

一口に汗と言いますが、汗には種類があり、それが症状の原因になっています。

1−1.汗には2種類ある

汗をかいたときに、気になるのが臭いです。
汗には、臭いの元となるアポクリン汗腺からと、汗の元となるエクリン汗腺から出るものの2種類があります。
アポクリン汗腺は、わきの下や陰部、耳の中(外耳道)、肛門、乳輪などの限られた部分にだけあります。
ここから出る汗には、タンパク質や脂質、アンモニアなどが含まれるため、常在菌によって分解されると臭いが発生します。
一方、エクリン汗腺は全身に分布していて、ほとんどが水分のため、臭いの原因にはなりにくいのです。

1−2.わきがの原因

わきがの場合、わきのアポクリン汗腺とエクリン汗腺の数や量が多く、エクリン汗腺からの汗の分泌が多いため、皮膚の表面で雑菌が繁殖し、雑菌がアポクリン汗腺の分泌物を分解するため臭いが発生します。
もちろん普通の人でも、アポクリン汗腺から汗をかけば、時間がたつとともにある程度の臭いが発生します。

1−3.多汗症の原因

実は、多汗症の原因ははっきりとしていません。
ストレスや緊張、不安を感じると交感神経が優位になって汗腺の働きを活発にすることから、緊張しやすい人に多いとは言われています。
また、ホルモンバランスが崩れると、交感神経のバランスも乱れて多汗症になる場合も。
更年期障害や妊娠期などに多いのが、この場合です。

2.ボトックス・ボツリヌストキシン治療とは

“メスを使わないわきがや多汗症治療”として人気なのが、『ボトックス・ボツリヌストキシン注射』です。
ボツリヌストキシンとは、ボツリヌス菌が作り出す毒素を弱めて調整したもの。
ボツリヌス菌は食中毒を起こすことでも知られています。
そう聞くと恐いように思いますが、ボツリヌストキシンは、70年代から斜視や顔面けいれんなどの筋肉の緊張をほぐす治療に用いられてきました。
アメリカでは、89年に米国食品医薬品局(FDA)の承認を得ています。
日本では保険治療外ですが、形成外科医、眼科医、神経内科医にはなじみ深く、よく使われる治療薬です。
ちなみにボツリヌストキシンとはボツリヌス毒素のこと。
ボトックスは、アラガン社のボツリヌストキシン製剤の名前です。

3.ボツリヌストキシンの汗に対する作用

ボツリヌストキシン注射は、汗腺の汗を出す筋肉の動きを衰えさせることによって、汗の量を軽減させる治療です。
わき、手のひら、足の裏に注射を打つだけなので、施術時間が両わきでも10分程度と短いのが特徴。
効果は半年〜1年程度で、持続期間は人によって差があります。
繰り返し注射を行うことでアポクリン汗腺とエクリン汗腺の汗を排出する動きが徐々に萎縮し、持続期間が長くなったり、効果が倍増したりします。
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【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/other/12.html

4.ボトックス・ボツリヌストキシン注射がおすすめの人は?

強いわきがでない方は、ボトックス・ボツリヌストキシンだけで十分に臭いや汗が抑えられます。
手のひらや足の裏の多汗症の方にもおすすめです。
手のひらや靴の中が湿った状態なのを気にすることもなくなります。
わきの汗ジミが気になるという人は、露出の増える夏の間だけなど期間限定で施術を受けるのもいいでしょう。

5.ボトックス・ボツリヌストキシンの治療方法と持続効果

ボトックス・ボツリヌストキシン注射は、わき全体に細かく注射していきます。
非常に浅い部分に打つので、エクリン汗腺やアポクリン汗腺にしか作用しません。
わきに注射というととても痛いのではないかと思われがちですが、クリーム状の麻酔薬を塗ってから行うので安心してください。
施術は極細の注射針で行うため、治療直後でも腫れはわずかです。
注射後のダウンタイムもほとんどありません。
多少個人差がありますが、注射して2〜3日くらいから徐々に効果が現れてきて、1週間後には完全に効果が現れます。
その後、1ヶ月くらい強い効果が続き、その後は4〜6ヶ月くらいかけて徐々に効果が弱まっていき、効果がなくなって元に戻ります。

6.治療後の注意点

治療後に注意することをあげておきます。

6−1.入浴

治療では針を刺して注入を行っているので、治療当日に熱いお風呂に長時間の入浴は避けてください。
サウナ浴や岩盤浴なども同じです。
全身の血行が良くなることにより、注射した部位の血流も良くなり、針を刺したところが、多少腫れてくることがあります。
場合によっては、注射直後はほとんど腫れていなかったのに、内出血が生じて、青くなってくることもあります。
そのため、注射した当日は、体が温まりすぎないように、軽めのシャワー程度にしておくのが無難です。
どうしても注射した当日に湯船につかりたい場合は、ぬるま湯に5分以内くらいの短時間の入浴で済ませるのが無難です。
注射した翌日には、普段通りの入浴をしても大丈夫です。
サウナ浴、岩盤浴なども翌日から可能です。

6−2.運動

治療当日に激しい運動をして血流が良くなると、針を刺したところが多少腫れてくることがあります。
場合によっては、注射直後はほとんど腫れていなかったのに、注射した当日に激しい運動をしたことにより、内出血が生じて青くなってくることもあります。
注射当日の運動で、腫れたり内出血を起こしたりしても、最終的な仕上がりに特別影響が出ることはまずありません。
注射した当日は、激しい筋力トレーニング、ランニング、エアロビクスなどは行わないのが無難です。
注射した当日に運動したいという人は、腫れや内出血が出る可能性があることを頭の中に入れ、自分の体と相談しながら運動してください。
もちろん普通に歩いて帰ったり、家事をしたりぐらいはまったく問題ありません。

7.治療のリスク

わきが・多汗症のボトックス・ボツリヌストキシン注射などの治療をする際に、最も高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。
注射後の内出血は全ての人に生じるわけではありません。
むしろ内出血を生じない人のほうが多く、内出血が生じてしまうのはだいたい2人に1人くらいの割合です。
内出血の原因は、注射針が偶発的に細い血管に当たってしまうことです。
医師は注射する際、なるべく針が血管に当たらないように注意深く打っていくのですが、どれだけ慎重に注射しても、2分の1程度の確率で内出血は生じてしまいます。
程度の軽い内出血であれば、1週間くらいでほとんど消えてしますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。
なるべく内出血を生じないようにするためには、注射した当日は熱いお風呂に長時間つかったり、サウナに入ったりしないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないこと、注射した部位を必要以上に弄らないことなどが大切です。

8.ボトックス・ボツリヌストキシン治療を受けられない人は?

ボトックス・ボツリヌストキシン治療は、妊活中、妊娠中、授乳中に注射することができません。
その理由は、妊娠中の胎児への安全性や授乳中の乳児への安全性が100%確保されていないからです。
通常、どんな薬でも、人体への悪影響がないかを調べるには、「治験」といって、希望者に対して人体実験を行い、副作用、リスク、合併症がないかを調査します。
しかし、妊婦や授乳中の母親に対して人体実験を行い、胎児や乳児に悪影響があるかどうかを調べるということは倫理的に出来ないため、ボトックス・ボツリヌストキシン治療が胎児や乳児に影響があるのかないのかを調べた研究結果がないのが現状です。
男性に関しても、ボトックス・ボツリヌストキシンを投与してすぐに、女性を妊娠させて胎児に影響があるのかを調べた人体実験の治験データはありません。
ちなみに、ボトックスの商品に添付されている使用上の注意には、
・妊娠する可能性のある婦人は、投与中及び最終投与後2回の月経を経るまでは避妊する。
・男性は、投与中及び最終投与後少なくとも3ヶ月は避妊する。
と記されています。
男性は精子のできるまでの期間にボトックス・ボツリヌストキシンが投与されることを避けるため、3ヶ月という数字になっています。
そのため当クリニックでは、女性の場合、妊活中、妊娠中、授乳中の方にボトックス・ボツリヌストキシン注射はしない方針にしています。
また、ボトックス・ボツリヌストキシン注射後は、2回目の月経が終わるまで、あるいは3ヶ月以上経過するまで妊娠しないようにしていただいてます。
理論的には、ボトックス・ボツリヌストキシンの分子量は15万程度で、胎盤を通過できないため、妊婦に投与しても胎児には届きません。
妊娠中にボトックス・ボツリヌストキシンを注射してしまった人が、元気な赤ちゃんを出産し、成長する過程でも何も問題はなかったという報告も多数あります。
妊娠中、授乳中のボトックス・ボツリヌストキシン治療は、100%問題が起こらないと言いきることができないのが現状であるため、患者様が100%安全で安心でいられるため、このような方針にさせていただいております。

9.汗の出る部分が変わる?

ボトックス・ボツリヌストキシン注射を希望する患者様のカウンセリングで、よく「わきにボトックスを注射してわきの汗の量が減ると、そのぶん他の部位の汗の量が増えることはありますか?」と質問されます。
私の答えは、「心配しているようなことはまずないので大丈夫」です。
汗の役割は、体温が上昇したときに発汗して、汗が気化するときに体の表面の熱を奪い、体温を下げるというものです。
そのために一部分の汗の量が減れば、その分他の部位の汗の量が増えるのではと考える人がいるのだと思います。
汗症はある部位だけ異常に汗の量が多く、本来の体温調節の目的以上に発汗しているのです。
そのため、注射した部位の汗の量が減っても、他の部位の汗が増えることはなく、汗が減った分体温調節が上手く働かず、体温が下がらないこともありません。
今までの治療に関しても、多汗症ボトックス・ボツリヌストキシン注射をして、他の部位の汗の量が増えた方は一人もいません。

10.まとめ

わきがや多汗症、わきの汗ジミや臭いが気になる人は、ボトックス・ボツリヌストキシン注射が、手軽で効果的です。
リスクも内出血程度なので、ほとんどの人におすすめの治療法です。
気になるわきの汗や臭い、手や足の汗を抑えて、快適な毎日を送りましょう。

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