美容整形のことならミキペディア

ネットでいい美容整形クリニックや名医を探すコツ

pixta_5737617_M

美容整形をしたいと思ったとき、なんでも聞ける経験者が身近にいなかったら、まずネットで調べようとするでしょう。
とはいえ、ネットには間違った情報が多いのも事実です。
いい美容整形クリニックや名医を探すとき、ネットの情報をどう読み取ったらいいか考えてみました。

1.美容外科医はキャリア10年以上がいい

ネットで美容外科医を選ぶなら、研修医+形成外科+美容外科のキャリアが10年以上の医者がいいです。
ヒアルロン酸やボトックスの注射なら、若い医者でもと思う方がいるかもしれませんが、これらの治療は、思っている以上に奥が深いです。
血管の走行、血行支配、表情筋の生理、解剖などを勉強し、たくさんの経験を積まなければ、正しく安全に行うことはできません。
経験の浅い医者が行えば、失敗する確率が非常に高いです。
二重まぶた埋没法も、まぶたの状態、二重の幅、形、術式などで、まったく異なる手術になり、結果も違います。
その他の手術になると、さらに奥が深く、習得するのに時間がかかります。
大手のチェーン店系クリニックには、若い医者をたくさん雇い、ある医者にはひたすら二重まぶたの手術だけやらせ、ある医者にはひたすら脂肪吸引だけやらせています。
そうして、1つの手術しかできない医者を即席で作り、「二重まぶたのスペシャリスト!」「脂肪吸引の天才!」と売り出します。
本当の美容外科の名医は、1人の医者で、二重の手術も、鼻の手術も、脂肪吸引も、アンチエイジングの手術も、全てハイレベルにできなければなりません。
でないと、顔全体、体全体をトータルバランスで診て、治療できません。
経験が浅い医者に、1つのパーツの手術だけひたすらやらせても、全身をトータルでバランスよく診て、治療することはできません。

2.ネットの口コミや評判は8割が偽り

残念ながら、インターネットの美容整形に関する口コミや評判は、8割くらいが偽りのものです。

2−1.口コミやブログランキングは業者が工作している

口コミサイトの多くは、サイトを運営する業者や美容整形クリニック、第三者の業者によって、裏で操作されています。
結果、お金を使えば、悪い口コミを少なくし、いい口コミばかりにすることができます。
美容整形ブログランキングも、お金を払って専門の業者に依頼し、工作員にポチポチさせることで順位を上げることが可能です。

2−2.個人ブログの半分はやらせかアフィリエイト

個人ブログの半分は、本当に自分の自由意思で立ち上げたブログです。
残りはお金が絡んでいるやらせか、アフィリエイト目的のブログです。
やらせのブログは、特定の人にお金を払って書かせます。
書く人はクリニックから謝礼としてお金を受け取るので、本音を出すことができません。
その結果、いいことばかり書いてある宣伝ブログになっています。
アフィリエイト目的のブログは、クリニックと手術を受けた人が契約します。
ブログでクリニックを紹介し、それを見て手術に来た人がいれば、料金の何%かが紹介料として、ブロガーに入ってきます。
アフィリエイト目的のブログも、クリニックのいいことばかり書いてある宣伝ブログになってしまいます。

2−3.クリニック紹介サイトの99%は偽り

美容整形の名医やクリニックを紹介するサイトの99%は偽りです。
クリニック自身やクリニックの子会社が運営していることがあり、当然そのクリニックを紹介することになります。
個人や業者が、商売目的で運営している紹介サイトもあります。
特定のクリニックから紹介料を受け取り、そのクリニックを紹介しているので、ただの広告です。

2−4.質問サイトは半分がニセの書き込み

質問サイトは、匿名で質問を書き込んだり、返答したりできます。
美容整形に関する書き込みは、恐らく、半分くらいがニセの書き込みです。
なお、匿名で書き込める巨大掲示板は、個人開業医同士の悪口の書き合いがひどいです。
悪口を書いた医者を調べ上げ、告訴するケースもあります。

3.症例写真でも医師を判断できる

美容整形クリニックのホームページや、美容外科医のブログにアップされている症例写真の術前術後画像を見て、医者を選ぶ参考にしている人は多いと思います。
症例写真で医者を選ぶポイントは、次の通りです。

3−1.メイクなし、同じ照明で撮影されているか

大切なのは、「術前術後がちゃんと同じ条件で撮影されているか?」です。
私が症例写真をアップするとき、術前術後の画像は、原則としてスッピンの状態でアップします。
二重まぶた埋没法、切開法などの目もとの手術の場合は、アイメイクをした状態も重要なので、メイクありの術後写真をアップすることもあります。
その場合、必ずメイクなしの写真もアップします。
他院のホームページや、医師のブログでは、術前はメイクなし、術後はメイクありの写真を載せる場合があります。
メイクはテクニック次第で、絶世の美女やイケメンにする力があります。
術前は暗い照明で、術後は正面から明るい光を当てて撮影するクリニックもあります。
照明は当て方次第で、目の下のクマやほうれい線をわざと目立たせて老けて見せたり、しわの影を飛ばして若く見せたりすることができます。
術前術後を同じ条件で撮影しなければ、手術の効果はわからないし、医者が上手いのか下手なのかもわかりません。
術後はメイクありの写真しか載せない医者や、術前術後をまったく異なる条件で撮影する医者は、自分の手術に自信がないからそのようなことをするといえます。

3−2.術前術後で拡大、縮小していないか

ヒアルロン酸豊胸、脂肪注入豊胸手術などの症例写真で、術前より術後を拡大して載せている医者がいます。
特に脂肪注入豊胸に多く見られ、あたかも、術後にすごくバストが大きくなったようです。
逆に、脂肪吸引などの症例写真で、術前より術後を縮小している場合もあります。
術後に、二の腕や太ももやウエストがすごく細くなったかのように見せているのです。
これでは見ている人を、トリックでだましているのと同じです。
このようなことをする医者の手術は、受けないほうがいいです。

3−3.いろいろな角度で撮影しているか

あごや鼻、バストの手術などは、いろいろな角度から見て、形がきれいなことが重要です。
これらの手術では、いろいろな角度の写真をアップします。
正面、側面と、見る角度によって印象が変わるからです。
あごにヒアルロン酸やシリコンプロテーゼを入れる場合、前に出すか、下に出すか、斜め下方向に出すかは、その人の顔のバランスや好みでとても大切です。
あごや鼻、バストなどの症例で、一方向の写真だけの場合は、他の方向から見ると形が悪いので載せていない可能性が高いです。

4.料金表はグレードがなくシンプルなのがいい

美容整形クリニックの中には、二重まぶた埋没法や脂肪注入豊胸などの1つの手術なのに、さまざまなグレードがあって、料金が変わるシステムのところがあります。
安いものと高いものでは20倍、さらには30倍、50倍の差があります。
同業者から見ると、非常におかしな料金システムです。
こうした料金システムのクリニックは、広告では必ず、1番安い料金を提示します。
来院すると、カウンセリングで、医者やカウンセラーが一番高い手術を契約させようと全力で口説きます。
もし安い料金で治療したら、手術の結果が悪くても、「安い手術を選んだから上手くいかなかった」と言い訳します。
料金が高いのは「細い注射針を使うので、腫れや痛みがほとんどない」「心臓血管外科でも使う、特殊な糸を使った埋没法」などと説明されるかもしれません。
原価コストを考えると、注射針や埋没法の糸の種類が違うだけで、50倍もの差が開くのは、おかしなことです。
本当に技術力があり、人間的に優れている美容外科医なら、自分の全てのテクノロジーを動員して、最高の仕上がりにしようと努力するものです。
その結果、料金表はもっとシンプルになるはずです。
img_choice08_01

【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/choice/choice08.html

5.手術が上手なのは形成外科専門医の美容外科医

形成外科専門医を取得している美容外科医のほうが、そうでない医者よりも、手術が上手い確率は高くなります。
形成外科とは、体表面の外科手術、先天奇形、再建外科などを扱う科です。
体表面の外傷、眼瞼下垂、逆さまつ毛、乳がん患者の乳房切除後の再建などの手術を行います。
形成外科の知識、技術は、美容外科手術で大いに役にたちます。
全身の体表面の解剖学、血管の走行と血行支配、神経の走行と支配領域などを勉強するからです。
形成外科専門医を取得するには、日本形成外科学会が認定する大学病院などで6年以上従事し、さらに筆記試験を受ける必要があります。
形成外科専門医を取得すれば、美容外科手術をするための下地ができあがっているので、そうでない医者と比べて、圧倒的に有利です。
では、形成外科専門医を取得している美容外科医は優秀で、そうでない医者は駄目なのかというと、そうとはいえません。
形成外科専門医を取得していない美容外科医にも、優秀な医者はいます。
ただ、いいかげんな美容整形で失敗した状態を治す修正手術や、手術で感染症を起こした際の治療は、解剖や創傷(そうしょう)治癒の概念がわかっている形成外科出身の美容外科医のほうが、優れていることが多いです。

6.症例数が多い医者ほど手術が上手い

手術の上手い下手を決める要素はいろいろありますが、やはり、手術の経験数に大きく左右されます。
どんな手術も、大きな問題や失敗を起こさず、だいたい一人でやれるようになるまで、最低50〜100例は経験する必要があります。
500例、1000例、5000例、10000例とこなすにつれ、さらに上手くなり、熟練していきます。
最近は、医者個人の症例数ではなく、クリニック全体の症例数を宣伝しているところもあります。
たとえば、「当院の来院患者数のべ300万人!」「年間来院患者数のべ60万人!」「二重まぶた埋没法50万人!」などと、ホームページや雑誌広告でアピールしているクリニックがあります。
この数字は、全国に展開する何十店舗ものクリニックの合計で、在籍する医者も何十人もいます。
そこのクリニックの医者が、手術が上手いかどうかの基準としてはまったく意味がありません。
「来院患者数」「年間来院患者数」に関しては、何の数字をさしているのか、さっぱりわかりません。
治療を受けた回数をいっているのか、抜糸や術後の検診に来院した回数も含めているのか、レーザー脱毛に通ったら毎回カウントするのか、詳しく呈示してくれなければ何の意味もありません。
このような数字に惑わされないためには、カウンセリングのときに直接担当の医者に自分が受ける手術の症例数を聞くのが一番だと思います。

7.まとめ

ネットに書いてあることを丸ごと信じる前に、ここに書いてあることを少しでもいいから思い出して、よく考えてみましょう。
そうすれば、きっとあなたに合うクリニックや医者と出会えるはずです。