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陥没乳頭や乳頭縮小の術後の生活で注意すべきことを医師が解説

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陥没乳頭や乳頭縮小の術後は、乳首に傷があり、細い糸で縫合した状態になっています。
そのため、入浴や運動、ブラジャーの着用、性行為などの日常生活について、注意しなければならないことがいくつかあります。
また、大きな乳輪を小さくしたい場合はどうしたらいいかを検証します。

1.陥没乳頭や乳頭縮小の手術後の日常生活の注意点

陥没乳頭や乳頭縮小の手術を受けた後の、日常生活での注意点について解説します。
陥没乳頭や乳頭縮小の手術は、乳頭の皮膚の一部をメスで切開した後、細い糸で縫合するので、術後は乳首の傷を縫った状態になっています。
8〜14日後くらいに、縫合した糸を抜糸します。
ただ、抜糸するまでの期間は、手術の術式や医者によって多少異なることがあるので、詳しくはカウンセリングのときに担当医に聞いてください。

1-1.入浴について

手術当日、手術翌日、翌々日の3日間は、なるべく創部をぬらさないようにします。
創部をぬらさなければ、洗髪、洗顔、バストより下のシャワー浴や入浴をしても大丈夫です。
ただし、この3日間は、体が温まり過ぎると血行がよくなって、創部が腫れたり、痛みが出たりすることがあります。
入浴する場合は、体が温まらないように、ぬるま湯に短時間つかる程度にしてください。
手術後3日目からは、創部をシャワーなどで濡らして洗っても大丈夫です。
ただし、抜糸するまでは、念のためにバスタブに創部までつかって入浴するのは避けてください。
創部を洗うときは、強くゴシゴシこすらないように、シャワーで優しく洗い流す程度にしてください。
抜糸をしたら、次の日から創部もバスタブにつけて入浴してもいいですし、サウナ浴や岩盤浴も大丈夫です。
手術して1ヶ月経過するまでは、創部を洗うときにゴシゴシ強くこするのは避けて、指先で優しく洗う程度にしてください。
1ヶ月経過すれば、普段通りに洗っていたただいて大丈夫です。

1-2.運動について

創部が落ち着くまでの間は、乳首をこすられたりすると、痛みがあります。
手術して1週間くらいの間は、全身の血行がよくなると、創部の血流がよくなりすぎて、痛みが出てくることがあります。
手術して1週間くらいの間は、ジョギングや激しい筋力トレーニングなどの、全身の血行がよくなる運動はしないのが無難です。
1週間経過すれば、ある程度運動しても大丈夫です。
ただし、1ヶ月くらいの間は、創部に負担がかからないよう、乳首が強く圧迫されたり、こすられたりするような運動は避けてください。

1-3.ブラジャーの着用について

抜糸するまでの間は特に、傷跡を圧迫したり、こすられたりすると、痛みがあります。
手術後にブラジャーをつけることは可能ですが、乳首が圧迫されないように、キツすぎない、ゆるめのブラジャーをする必要があります。
抜糸がすんだ後は、創部は比較的安定します。
ただ、手術後1ヶ月くらいの間は、キツめのブラジャーはしないのが無難です。
1ヶ月経過すれば、普段通りのブラジャーをつけても、まず問題ありません。

1-4.性行為について

抜糸するまでの間は、パートナーに乳首をさわられたり、なめられたりしないようにしてください。
抜糸がすんで、手術後3週間経過していれば、乳首をさわられたり、なめられたりしても大丈夫です。
ただ、しばらくの間は刺激に対して敏感になっていることがあるので、刺激を受けて痛みがある場合は、乳首を責められるのは避けてください。
乳首を責められなければ、手術翌日からでも性行為をすることは可能です。
ただ、激しいセックスをすることによって、全身の血行がよくなると、手術部位に腫れや痛みが出てくることがあります。
もしも、そのような徴候がみられたら、セックスを中断してください。

2.大きな乳輪を小さくしたい場合はどうしたらいい?

「私は乳輪が大きいのが悩みです。乳輪縮小の手術で乳輪を小さくすることはできますか?」
との質問をよく受けます。
日本人の乳輪の平均的な大きさは、直径40mmといわれています。
妊娠・出産・授乳によって大きくなったり、小さくなったりすることもあります。
数字はあくまでも参考なので、自分が気になるか気にならないかということが大切だと思います。
乳輪縮小の手術は、乳輪を小さくできます。
ただ、傷が目立ったり不自然になったりしやすいので、あまりおすすめすることはありません。

2-1.乳輪縮小の手術は不自然になりがち

よく行われる乳輪縮小の手術は、乳輪の外側をぐるっと1周ドーナッツ状に皮膚切除して、縫い縮める方法です。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/bust/nyurin.html

この方法では、乳輪の周りに傷が残ってしまいます。
さらに、通常の乳輪は、赤い乳輪とその周囲の肌色の皮膚の境目に、自然なグラデーションがかかっています。
乳輪縮小の手術は、グラデーションの部分の皮膚を全て切除してしまうので、仕上がりは色がはっきりと分かれた不自然な乳輪となってしまいます。
私(高須幹弥)に関しては、乳輪縮小の手術は、色がはっきりと分かれた乳輪になり、乳輪の周りの傷が目立ってもいいという方だけ引き受けています。
他のクリニックでは、乳輪の色がはっきりと分かれないように、乳輪の赤色の皮膚の中で皮膚切除をしたり、乳頭の根元で乳輪の皮膚切除をしたりするところもあります。
この方法は、絶対におすすめしません。
どちらの方法でも、傷がかなり目立つ上に、術後に後戻りを起こすので、ほとんど元通りの大きさの乳輪に戻ってしまいます。
その上、元に戻る過程で乳頭が周囲に引っ張られるため、乳首の形も平らで不自然になってしまいます。

2-2.乳房縮小手術や下垂乳房形成でも乳輪を小さくできる

バストが大きすぎて困っている人は、乳房縮小手術(マンマリダクション)が行えます。
また、バストがひどく垂れている人は、乳房吊り上げ手術、マストペクシーともいわれる下垂乳房形成(垂れ乳修正)が行えます。

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乳房縮小手術(マンマリダクション)
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/bust/tare.html
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下垂乳房形成(垂れ乳修正)
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/bust/nyurin.html

どちらの手術も、乳輪の周りを含めたバストの皮膚を切除して縫い縮めるため、それなりに傷が残りますが、効果は確実にあります。
乳輪の周りの皮膚も切除するので、乳輪縮小の手術と同じように乳輪の周りに傷が残り、色もはっきりと分かれてしまいますが、乳輪を確実に小さくすることができます。
バストが大きすぎる人や乳房が下垂している人は、乳輪も非常に大きい場合が多いので、この手術は理にかなっています。
大きすぎるバストや垂れているバストで悩んでいる人で、同時に乳輪を小さくしたくて、バストに傷が残ってもいいのであれば、乳房縮小手術や乳房吊り上げ手術をおすすめします。

◆乳房縮小手術(マンマリダクション)の症例
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Before
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After(1年2ヶ月後)
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/bust/shukusho003.html

◆下垂乳房形成(垂れ乳修正)の症例
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Before
ba_tare06a_a01
After
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/bust/tare003.html

2-3.トレチノインとハイドロキノンの治療で乳輪の色を薄くする

乳輪が大きい人は、美白効果の高いトレチノインとハイドロキノンによる塗り薬の治療で色を薄くすると、大きい乳輪が目立たなくなります。
乳輪が大きくて、しかも色が黒いと、大きさが際立って目立ちます。
こうした方は、乳輪の色を薄いピンク色にすると、意外と大きさが目立たなくなります。
ビタミンA誘導体であるトレチノインと、高濃度のハイドロキノンを使った塗り薬は、乳頭・乳輪黒ずみ除去の治療でも使用されます。
薬剤が表皮の深い層に働きかけて、メラニン色素を薄くしていきます。
塗り薬で悩みが解決できるなら、そちらのほうがずっと気軽でリーズナブルです。
傷が残ったり、見た目が不自然になったりすることもないので、この治療なら傷がつくことに抵抗がある人でも安心して受けることができます。

◆乳頭・乳輪黒ずみ除去の症例
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Before
ba_kurozumi02_a01
After
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/bust/kurozumi001.html

3.まとめ

陥没乳頭や乳頭縮小の術後は、乳首の傷を縫った状態になっています。
手術後8〜14日くらいに、縫合した糸を抜糸しますが、それまでは念のために、バスタブに創部までつかって入浴するのは避けてください。
1週間くらいは、ジョギングや激しい筋力トレーニングなどの、全身の血行がよくなる運動はしないのが無難です。
1ヶ月くらいの間は、キツめのブラジャーはしないでください。
性行為では、抜糸するまでは、パートナーに乳首をさわられたり、なめられたりしないでください。
しばらくは刺激に対して敏感になっているので、痛みがある場合も乳首を責められるのは避けてください。
大きな乳輪を小さくしたいなら、乳輪縮小の手術で小さくすることができます。
この方法は、乳輪の外側を皮膚切除して縫い縮めます。
赤い乳輪とその周囲の肌色の皮膚の境目の、自然なグラデーションがなくなり、色がはっきり分かれた不自然な乳輪になってしまいます。
乳輪の色が分かれないように、乳輪の赤色の皮膚の中で皮膚切除をしたり、乳頭の根元で乳輪の皮膚切除をしたりするクリニックもありますが、絶対におすすめできません。
バストが大きすぎる人なら乳房縮小手術が、バストがひどく垂れている人なら乳房吊り上げ手術が行えますが、どちらの手術でも、乳輪を確実に小さくすることができます。
美白効果の高いトレチノインとハイドロキノンによる塗り薬の治療で色を薄くすると、大きい乳輪が目立たなくなるのでおすすめです。