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ヒアルロン酸豊胸の術後ケアは痛みだけではない。内出血にも注意

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気軽にできるプチ整形の1つとして人気なのが、マンマリーヒアル(プチ豊胸術・ヒアルロン酸豊胸術)です。
ヒアルロン酸豊胸は、バストに専用のヒアルロン酸を注入する治療です。
気軽にトライできる施術ですが、注射した後の日常生活の過ごし方によっては、痛みや腫れ、また内出血が起こる可能性もあるので注意が必要です。

1.ヒアルロン酸豊胸の痛みについて

ヒアルロン酸豊胸とは、胸に局所麻酔注射をした後、細い針を使ってバストに専用のヒアルロン酸を注入し、豊胸する治療です。
注射するときやした後の痛みですが、私(高須幹弥)に関しては、ヒアルロン酸豊胸をする場合、まず、バストの注入部位に麻酔クリームを塗ります。
しばらくすると、麻酔クリームが効いてきて、塗ったところの皮膚の痛みの感覚が鈍くなります。
その後、バスト全体を消毒して、局所麻酔注射をします。
麻酔クリームが効いているし、局所麻酔は細い針で注射するので、痛みはちょっとチクっとする程度で、わずかです。
麻酔クリームを塗っていると、塗っていない場合とくらべて、注射針を刺す痛みが半分程度になります。
局所麻酔がしっかり効いてから、ヒアルロン酸を注入します。
ヒアルロン酸を注入した部位は、2〜3日は強く押さえると痛みますが、だんだんなくなってきます。

2.入浴はいつからできる?

ヒアルロン酸豊胸には、色々な注入の方法があります。
私に関しては、皮膚を切開することは一切なく、鋭利な注射針を用いて注入します。
そのため、注入後に皮膚を縫合する必要はなく、後日抜糸に来る必要もありません。
注入の仕方、縫合するかしないか、抜糸の必要があるかないかは、施術する医者によって異なることがあるので、詳しくはカウンセリングのときに担当医に聞いてください。
私に関しては、注入した当日からバストの針穴を濡らしても大丈夫です。
そのため、当日にシャワーを浴びても大丈夫です。
当日に熱いお風呂に長時間入ったり、サウナ浴、岩盤浴をしたりすると、血行がよくなりすぎて、注入部位に腫れや痛みが出てくることがあります。
施術の翌日からは、普通に入浴しても大丈夫です。
ただ、注入して3日間くらいは、体が温まりすぎると腫れや痛みが出てくることがあるので、そうした徴候がみられたら、無理をしないでください。
サウナや岩盤浴も、注入して3日後くらいから大丈夫ですが、体が温まりすぎて痛みや腫れが出てくるようなら、無理をしないでください。
注入して1週間も経過すれば、熱いお風呂につかっても、サウナ浴や岩盤浴をしても、まず問題ありません。

3.いつから運動してもいい?

ヒアルロン酸豊胸をした当日は、激しい運動はしないようにしてください。
注射した当日に激しい運動をすると、血行がよくなりすぎることで、胸に腫れや痛みが出てくることがあります。
運動は注射した翌日から徐々にしていいですが、注射した翌日から翌々日くらいは、あまり激しい運動をすると、腫れや痛みが出てくることがあります。
自分の体と相談しながら、無理をしないで運動するようにしてください。
なお、激しい運動とは、長距離ランニング、高重量ハイボリュームの筋力トレーニングなどです。
注射して3日後からは、激しい運動や普段している運動をしてもまず大丈夫です。
ただ、注射して1週間くらいの間は、バストに強い圧力が加わると痛みを感じることがあるので、注意してください。

4.サウナや岩盤浴、半身浴、運動でヒアルロン酸は早く吸収される?

カウンセリングをしていると、よく、
「ヒアルロン酸注射をした後、サウナに入ったり、岩盤浴や半身浴、運動をしたりすると、体が温まって血行がよくなり、ヒアルロン酸が早く吸収されてなくなるとネットに書いてあったのですが、本当ですか?」
と聞かれることがあります。
そのようなことはありません。
2や3で述べたとおり、ヒアルロン酸を注射した翌日からは、サウナでも岩盤浴でも半身浴でも運動でも、好きなことをやって大丈夫です。
ただ、ヒアルロン酸注射をした当日は、体が温まると血行がよくなって腫れやすくなります。
当日だけはサウナ、岩盤浴や運動は避けたほうがいいです。
長時間の入浴も体が温まってしまうので、できれば当日は軽くシャワーを浴びるくらいにしたほうが無難です。
なお、このヒアルロン酸注射は、豊胸以外、顔のしわやくぼみ、鼻、あご、涙袋などの美容整形も含みます。

5.お酒はいつから飲んでいい?

施術後にお酒を飲むと、血行がよくなるので、腫れが出やすくなります。
ヒアルロン酸注射の当日は腫れやすい状態なので、飲まないほうが無難です。
どうしても当日に飲みたいなら、量を少なめにしましょう。
翌日になってしまえば、普通に飲んでも大丈夫です。
豊胸以外の顔のしわやくぼみ、鼻、あご、涙袋へのヒアルロン酸注射や、ボトックス・ボツリヌストキシン注射も同じです。

6.施術後の内出血について

ヒアルロン酸豊胸の際に、もっとも高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。
注射後の内出血は、全ての人に生じるわけではありません。
内出血が生じる原因のほとんどは、注射針が偶発的に細い血管に当たることです。
私たち医師は注射する際、なるべく針が血管に当たらないよう、注意深くていねいにしてています。
ただ、どれだけ慎重に注射しても、2分の1程度の確率で内出血は生じてしまいます。
程度の軽い内出血なら、1週間くらいでほとんど消えます。
運悪く強い内出血が出ると、消えるまで2週間程度かかることがあります。
なるべく内出血を生じないためには、私たち医師がていねいに治療することが重要です。
それ以外にも、注射した当日は熱いお風呂に長時間つかったり、サウナに入ったりしないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないこと、注射した部位を必要以上にいじらないことも大切です。
豊胸以外のヒアルロン酸注射や、ボトックス・ボツリヌストキシン注射も同じです。

7.ヒアルロン酸豊胸の術後症例

ヒアルロン酸豊胸の症例を、術後もあわせて紹介します。

7-1.痩せた漏斗胸の女性に40ccずつ注射した例

20代の女性です。
非常に痩せていて、乳腺やバストの脂肪のボリュームがほとんどなく、ほぼ平らな胸をしていました。
また、バストの谷間の部分の胸郭がくぼんでいる漏斗胸で、バストがさらに小さく見えます。
「手軽にできる治療をしたい」という要望があり、脂肪注入するための脂肪吸引もできないくらい全身が痩せているので、ヒアルロン酸豊胸をすることにしました。
40cc×2、合計80ccのマンマリーヒアルというヒアルロン酸を準備して、左右のバストと同時に、漏斗胸のくぼみにも注入しました。
注射後は、平らだった左右のバストにふくらみができ、漏斗胸のくぼみも気にならなくなりました。
漏斗胸の女性は、ヒアルロン酸でバストを大きくしつつ、漏斗胸のくぼみも埋めることができます。

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Before
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After(注射直後) 局所麻酔注射の影響などで少し腫れている。注入したときの針穴があるが、これはすぐに消える
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After(1週間後)
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/bust/mammary017.html

7-2.しぼんで垂れたバストに30ccずつ注射して張りを戻した例

30代の女性です。
しぼんで垂れてしまったバストを、大きくして張りを出したいとのことでした。
もともと大きかったバストが小さくなったため、張りがなく垂れており、特にバストの上のほうのボリュームが少なく、くぼんでいました。
ヒアルロン酸を、バストの上のほうのくぼんで張りがない部位を中心に、左右に30ccずつ、全体的に注入しました。
注射後は、しぼんでいたバストに程よくボリュームが増え、張りが出ました。
もともとバストが大きい方は、妊娠、出産、授乳や老化などで、ボリュームがなくなり、しぼんで垂れて、特に上のほうがくぼんでしまいます。
こうした場合、上のほうのくぼんでいる部位だけにヒアルロン酸注射をすると、そこだけふくらんで不自然なバストになります。
今回のように、上のほうのくぼんだ部位を中心に、全体的にバランスよく注入します。

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Before
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After(注射直後) 局所麻酔注射の影響もあり、やや腫れて、予定よりバストが大きい。この腫れは1〜2日でほとんど引く
mainpic_mammary05cAfter(1週間後) 腫れも引き、針穴も目立たなくなっている
mainpic_mammary05dAfter(1ヶ月後)
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/bust/mammary016.html

8.まとめ

ヒアルロン酸豊胸は、局所麻酔で行うので、注射の痛みはわずかにチクっとする程度です。
注入後2〜3日は強く押さえると痛みますが、だんだんなくなります。
血行がよくなりすぎると、バストに腫れや痛みが出てくることがあるので、注射した当日はバスタブに入らずシャワーにして、激しい運動はしないようにします。
アルコールも、飲まないほうが無難です。
翌日からは、普通に入浴して大丈夫です。
3日後くらいから、サウナや岩盤浴、激しい運動も大丈夫です。
サウナや岩盤浴、半身浴、運動で、ヒアルロン酸が早く吸収されることはありません。
内出血は2分の1程度の確率で生じますが、1〜2週間程度で消えます。
内出血を起こさないためには、注射当日に熱いお風呂につからない、サウナに入らない、激しい運動をしない、お酒を飲まないことが大切です。