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【症例写真】リフトアップ手術の術式を知れば質の悪い手術が見極められる

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大きなアンチエイジング効果があるリフトアップ手術には、効果のある範囲によって、ミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトがあります。
術式によっては傷が目立ったり、生え際が交替したり、耳が変形したりして仕上がりがきれいになりません。
そうならないために、それぞれの術式を解説します。

1.ミニリフトの術式

頬のたるみ取り手術であるミニリフトの術式について、私(高須幹弥)の場合を解説します。
当院のミニリフトは、lower mini face liftと呼ばれ、主に顔の下半分のリフトアップ手術です。
頬のたるみをリフトアップして、改善します。
こめかみの有髪部(髪の毛が生えている部分)から、耳の前にかけての皮膚を切開し、頬のSMAS(スマス)という筋膜組織を引き上げて固定し、余分な皮膚を切除します。
皮膚を切って縫うだけでなく、筋膜下の支持組織retaining ligament(リテイニングリガメント)を切離して、組織の位置関係を修復し、筋肉や筋膜を引き上げて固定します。
リフトアップ効果が強く、後戻りもしないため、効果は半永久的に持続します。
頬のたるみが気になり、1週間程度のダウンタイムをとることができ、切開がいやでない方に向いています。
ウルセラシステムやサーマクールCPTなどの照射系治療、イタリアンリフトなどの糸のリフトアップ治療を受けて、さらにリフトアップしたい人も、行うことができます。
他院で切るリフトアップ手術を受けたけど、あまり効果がなかったという人でも大丈夫です。
手術は局所麻酔でできますが、希望すれば全身麻酔で行うこともできます。
ここでは、局所麻酔の場合について解説します。

1-1.局所麻酔して皮膚を切開

手術部位に、局所麻酔注射をします。
麻酔クリームを塗ってから、極細の注射針で注射するので、痛みはそれほど強くありません。
こめかみの有髪部から、耳の前にかけて皮膚を切開します。
耳の前の部分は、耳介の輪郭に沿って、耳珠の出っぱりの前ではなく後ろを切開するので、傷跡は目立ちません。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/minilift.html

他院のフェイスリフトでは、耳介から離れた部分を切開することがありますが、これだと傷跡が非常に目立ってしまいます。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/minilift.html

こめかみの有髪部の後ろの方で切開し、フェイスリフトするデザインもありますが、これでは、こめかみの生え際やもみ上げが後退してしまいます。

このデザインで何度もフェイスリフトを行うと、もみ上げがなくなってしまうこともあります。
私はこのデザインで手術することはほとんどなく、生え際が後退せず、もみ上げもなくならないデザインで行っています。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/minilift.html

1-2.SMASの下を剥離してリテイニングリガメントを切離

切開した部位から皮膚の下を剥離して、表在性の筋膜組織であるSMASを露出させます。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/minilift.html

SMASの一部を切除して、切除した部分からSMASの下(deep layer)を剥離します。

deep layerで、リテイニングリガメントを切離して、皮膚、その下の筋肉、筋膜組織がそのまま位置移動できる状態にします。

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◆皮膚とSMASの断面図
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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/minilift.html

1-3.SMASを引き挙げて固定

SMAS弁を斜め上方向に引き挙げ、吸収糸で筋膜や骨膜に縫合固定します。
吸収糸は6ヶ月程度で吸収されますが、固定した部分で筋膜や筋肉が癒着するため、引き挙げ効果は半永久的に持続します。

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◆皮膚とSMASの断面図
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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/minilift.html

最後に、キースーチャーをかけて余分な皮膚を切除してから、皮膚を細かくていねいに縫合して手術終了です。

抜糸は、約1週間後に行います。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/minilift.html

2.ミディアムリフトの術式

当院のミディアムリフトは、lower medium face liftと呼ばれ、主に顔の下半分のリフトアップ手術で、頬とフェイスラインのたるみをリフトアップし、改善します。
こめかみの有髪部から耳の前、耳たぶの後ろにかけての皮膚を切開し、頬のSMASという筋膜組織と、首の筋肉である広頸筋(プラティスマ)を引き上げて固定します。
筋膜下の支持組織リテイニングリガメントを切離して、筋肉や筋膜を引き上げて固定するので、リフトアップ効果が強く、効果は半永久的に持続します。
頬やフェイスラインのたるみが気になり、1週間程度のダウンタイムがとれて、切開が大丈夫な人に向いています。
照射系治療や糸のリフトアップ治療を受けたけれど、よりリフトアップをしたいという人も行うことができます。
他院のリフトアップ手術の、効果がなかったという人にも行えます。
ここでは局所麻酔の場合について解説しますが、希望なら全身麻酔で行うことも可能です。

2-1.局所麻酔して皮膚を切開

手術部位に局所麻酔注射をします。
麻酔クリームを塗ってから注射するので、痛みはそれほど強くありません。
こめかみの有髪部から、耳の前、耳たぶの後ろにかけて、皮膚を切開します。
耳の前の部分は、耳介の輪郭に沿い、さらに耳珠の出っぱりの後ろを切開するので、傷跡は目立ちません。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/mediumlift.html

他院のフェイスリフトでは、耳介から離れた部分を切開したりしますが、これは傷跡が非常に目立ちます。
また、こめかみの有髪部の後ろの方で切開するデザインもありますが、これだとこめかみの生え際やもみ上げが後退します。
何度も行うと、もみ上げがなくなることもあります。
私は、このデザインで手術することはほとんどありません。

2-2.SMASと広頸筋の下を剥離してリテイニングリガメントを切離

切開した部位から、皮膚の下を剥離し、表在性の筋膜組織のSMASと、広頸筋の一部を露出させます。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/mediumlift.html

SMASと広頸筋の一部を切除して、そこからSMASと広頸筋の下(deep layer)を剥離します。

deep layerで、リテイニングリガメントを切離して、皮膚とその下の筋肉、筋膜組織がそのまま位置移動できるようにします。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/mediumlift.html

2-3.SMASと広頸筋を引き挙げて固定

弁状になったSMASと広頸筋を、斜め上方向に引き挙げて、吸収糸で筋膜や骨膜に縫合固定します。
吸収糸は6ヶ月程度で吸収されますが、固定した部分で筋膜や筋肉が癒着するので、引き挙げ効果は半永久的に持続します。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/mediumlift.html

キースーチャーをかけて余分な皮膚を切除し、細かくていねいに縫合して手術終了です。

抜糸は、約1週間後に行います。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/mediumlift.html

3.フルフェイスリフトの術式

当院のフルフェイスリフトは、lower face liftと呼ばれ、主に顔の下半分全体のリフトアップ手術です。
頬、フェイスライン、さらにあご下、首のたるみをリフトアップし、改善します。
切開するのは、こめかみの有髪部から耳の前、耳たぶの後ろ、えり首の髪の生え際にかけての皮膚です。
頬やフェイスラインではSMASという筋膜組織を、あご下や首では広頸筋(プラティスマ) という首の筋肉を引き上げて固定します。
筋膜下の支持組織リテイニングリガメントを切離して、筋肉や筋膜を引き上げて固定するため、リフトアップ効果が強く、効果は半永久的に持続します。
顔の下半分や首のたるみが気になり、1〜2週間程度のダウンタイムをとることができて、切開できる人に向いた手術です。
照射系治療や糸のリフトアップ治療を受けた人、他院のリフトアップ手術を受けたことがある人にも、行うことができます。
局所麻酔の場合を解説しますが、全身麻酔で行うこともできます。

3-1.局所麻酔して皮膚を切開

手術部位に局所麻酔注射をします。
麻酔クリームを塗ってからの注射なので、痛みはさほど強くありません。
こめかみの有髪部から耳の前、耳たぶの後ろ、えり首の髪の生え際にかけて、皮膚を切開します。
耳の前の部分は輪郭に沿い、続けて耳珠の出っぱりの後ろを切開するので、傷跡は目立ちません。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/facelift.html

他院のフェイスリフトでは、耳から離れた部分を切開したりして、傷跡が非常に目立ちます。
また、こめかみの有髪部の後ろの方で切開する方法もありますが、これではこめかみの生え際やもみ上げが後退します。
何度も行うと、もみ上げがなくなったりします。
私は、この方法で手術することはあまりありません。

3-2.SMASと広頸筋の下を剥離してリテイニングリガメントを切離

切開した部位から皮膚の下を剥離し、表在性の筋膜組織のSMASと、広頸筋の一部を露出します。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/facelift.html

SMASと広頸筋の一部を切除して、その下(deep layer)を剥離します。

deep layerで、リテイニングリガメントを切離して、皮膚とその下の筋肉、筋膜組織をそのまま位置移動できるようにします。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/facelift.html

3-3.SMASと広頸筋を引き挙げて固定

SMASと広頸筋の弁を斜め上方向に引き挙げ、筋膜や骨膜に吸収糸で縫合固定します。
この吸収糸は、6ヶ月程度で吸収されます。
筋膜や筋肉は固定部分で癒着するので、引き挙げ効果は半永久的に持続します。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/facelift.html

キースーチャーをかけて、余分な皮膚を切除します。

最後に後ろのほうへサクションドレーンを挿入、留置し、ていねいに縫合して手術終了です。
サクションドレーンは、2日後(翌々日)くらいに抜きます。
また、抜糸は約1週間後に行います。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/facelift.html

皮膚を縫合する際は、耳たぶのつけ根が食い込むようにします。

でないと、術後に耳たぶが引っ張られ、耳が変形してしまいます。
耳たぶが突っ張った例は、他院の稚拙な手術でよく見られます。
当クリニックのベテランの医者では、ありえない手術です。

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【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/facelift.html

4.まとめ

ミニリフト、ミディアムリフト、フルフェイスリフトは、顔のたるみをリフトアップする手術です。
皮膚を切除するだけでなく、筋膜下の支持組織であるリテイニングリガメントを切離して、筋肉などを引き上げて固定するので、効果が強く、後戻りしないで半永久的に持続します。
ただし
・耳から離れた部分を切開する
・こめかみの後ろの方で切開する
・皮膚を縫合する際、耳たぶのつけ根を食い込むようにしない
などの手術では、きれいな仕上がりにならないので注意が必要です。