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切らないアンチエイジング・ゴールデンリフトの誤解や偏見を医師が徹底解明

Beauty portrait of young and healthy woman with arrows on her face (spa, surgery, face lifting and make-up concept)

金の糸(ゴールデンリフト)は、メスを使わないアンチエイジング施術で、特に人気があります。
ゴールデンリフトは古代エジプトにルーツを持ち、1990年代にヨーロッパで確立した施術で、日本では10年以上前に当クリニックが最初に始めました。
長い間、医学的根拠を裏付けるデータが存在しなかったため、誤解や偏見があるようです。
ここでは、ゴールデンリフトのさまざまな疑問に答えます。

1.ゴールデンリフトの医学的根拠

当クリニックのゴールデンリフトは、長さ数cmの髪の毛ほどの細さの24金の糸を約30本、顔全体の皮膚の中へ入れる治療です。
金の糸を皮膚の中へ入れると、糸の周囲にコラーゲンが増え、その結果、皮膚の張りが出て、美肌効果や若返り効果があるとされています。

金の糸(ゴールデンリフト)のメカニズム

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【出典:http://www.takasu.co.jp/topics/column/skin/18.html

金の糸の治療は、欧米では何十年も前から行われています。
日本では10年以上前に、最初に当クリニックが始めて、それ以来、全国の美容外科クリニックで行われています。
しかし、その効果を裏付ける動物実験や臨床実験の医学論文は、存在しませんでした。
なぜ世界各地で金の糸の治療が行われてきたのかというと、治療を受けた方の満足度が非常に高かったからです。
治療後、明らかに肌の張りが出て、以前と違うのを感じています。
ただ、医学的根拠を裏付けるデータや論文が存在しないため、金の糸治療をしたことがない医者の中には、効果を否定する人もいました。
当クリニックとしては、医学的根拠が証明されていない治療をやり続けるわけにはいきません。
数年前から、東京大学医学部形成外科との共同研究で、金の糸治療の実験を行ってきました。
2011年、実験の結果が出て、Esthetic Surgery Journal という世界的に権威のある美容外科学会誌に論文が掲載されました。
簡単に内容をまとめると、ラットの背中の皮膚に金の糸を埋め込んで観察すると、金の糸の周囲に明らかにコラーゲン繊維が増えているということでした。
これによって、金の糸治療に医学的根拠があることが証明されました。

今まで否定的だった医者も、すすんで金の糸治療を始めることが予想できるので、今後はますます世界的に盛んになると思います。

◆20代女性の症例
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Before
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Before(斜め横)
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After
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After(斜め横)
【出典:http://www.takasu.co.jp/operation/common_ope_collect/goldlift007.html

2.ゴールデンリフトFAQ

ゴールデンリフトについて、よくある質問にお答えします。

2-1.顔が引きつったり後で糸が出てきたりしませんか?

当クリニックで、正規の24金の糸を用いて、正しく手術を行えば、不自然になったり、糸が出てきたりすることはありません。
当クリニックで行っているゴールデンリフトは、金の糸を顔の皮膚の中に埋め込み、コラーゲンを増やすことで肌の張りを自然に出し、軽いリフトアップを起こすという、本来の治療です。
このやり方なら、顔が引きつったりすることはなく、表情が不自然になることはまずありません。
また、金の糸は真皮の下に規則正しく埋め込むので、後から出てくるということもありません。
ただ、よその美容外科クリニックには、金の糸を顔に入れて、糸を突っ張らせることでたるみを引っ張り上げるところもあるかもしれません。
正規でない材料を使い、間違った方法で金の糸を埋め込めば、顔が引きつったり、後から糸が出てきたりする可能性も、完全には否定できません。
正規の材料を使って正しい方法で手術を行えば、不自然になったり、糸が出てきたりすることは、まずありえません。

2-2.金のアレルギーの疑いがある人はどうしたらいいですか?

金は金属の中で最もイオン化傾向が低く、アレルギーを起こしにくいとされています。
金以外の金属でアレルギーがでる人でも、金でアレルギーがでるという人は非常にまれです。
ただ、金のネックレスや指輪やピアスをして、皮膚が赤くなる人がいます。
24金のアクセサリーで赤くなる人は、本当の金アレルギーの疑いがあります。
一方、18金や金メッキ、ピンクゴールドなどのアクセサリーでなる人は、金以外の金属のアレルギーの可能性が高いです。
18金は18/24が金で、残りの6/24は他の金属です。
金メッキやピンクゴールドは、金以外の金属を多く含んでいます。
こうした場合、ニッケル、銅、パラジウムなどの金以外の金属アレルギーが起きているケースがほとんどです。
ただし、非常にまれに金でアレルギーを起こす人がいます。
金のアレルギーが疑われる方がゴールデンリフトをする場合、まず皮膚科へ行き、金属アレルギーのパッチテストを一通りやってもらいます。
そうすれば、どの金属でアレルギーがでるのかが詳しくわかります。
私に関しては、金アレルギーが疑わしい患者さんには、術前に金の糸を約1cm手の甲や二の腕などに入れて、48時間後に判定するテストを、無料で行うことがあります。
このような対策をしているので、当クリニックでは今までに1万人以上の方々にゴールデンリフトを施術していますが、1人もアレルギーが起きたことはありません。

2-3.治療の後にMRI検査を受けることはできますか?

当クリニックでゴールデンリフトを受けた方は、MRI検査を受けていただくことが可能です。
当クリニックのゴールデンリフトで使用している金の糸は24金、つまり純金で、金は磁性が非常に弱いからです。
MRI検査では高周波磁場を使い、磁場強度を変化させるコイルも用います。
MRI検査を受ける際に問題なのは、体に埋め込まれた金属が発熱して、やけどを起こすことなどです。
金属の発熱については、鉄などの強磁性の金属と、金などの磁性が弱い金属では、大きく異なります。
鉄、コバルト、ニッケルなどの、強磁性の金属が体の中に埋め込まれている場合、発熱、やけどなどの問題が起こる可能性があります。
金、チタン、クロムの含有量が多い高品質ステンレスなどの、磁性が弱い金属の場合は、発熱、やけどなどの問題はまず起こりません。
金歯や銀歯がある人でも、MRI検査を受けることができるのと同じ理屈です。
余談ですが、当クリニックであごを短くするオトガイ骨切りや頬骨切りの手術で、ワイヤーやプレートを使う場合は、高品質ステンレスワイヤーやチタン製のプレートを使用します。
この場合も、MRI検査を受けることができます。
このように当クリニックのゴールデンリフトに関しては大丈夫ですが、他院で行われている同じような金の糸リフト手術については、何ともいえません。
24金の糸を使わないで、18金や、不純物の金属が混ざる安い合金の糸などを使っているクリニックもあるからです。

2-4.術後にウルセラやサーマクールなどの照射系治療は可能?

当クリニックのゴールデンリフトの施術後、金の糸が入っている部位に、ウルセラシステム、サーマクールCPT、ポラリス、IPLフォトフェイシャル、フラクセル2、レーザーなどを照射しても、何も問題はありません。
当院では、正規の24金の糸を、真皮の下の皮下組織の中へ規則正しく入れているので、照射系の治療も普通に行えます。
当院でゴールデンリフトを受けた方に関しては、当院で普通に照射系治療をしていますが、今まで問題が起きたことは1度もありません。
むしろ、ゴールデンリフトをしてからの照射系治療は、する前より効果が大きいと感じています。
そもそも、金は非常に生体親和性が高い、人体になじみやすい金属です。
歯の治療にも金歯を用いるし、顔面神経麻痺の治療でもゴールドプレートという金の板を皮膚の下に埋め込むことがあります。
ただ、顔に金の糸が入っている人には、レーザーなどの照射系治療をしないというクリニックもあります。
というのは、純金、つまり24金ではない質の悪い糸を、皮下組織ではなくもっと表皮に近い真皮などに入れるような、正しくない金の糸治療をするクリニックがあるからです。
こうした正しくない金の糸治療をした部位に、レーザーなどの照射系治療をすると、やけどなどの問題を起こす可能性があります。

2-5.なぜ他院より料金が安いんですか?

当クリニックでは、ゴールデンリフトの料金は顔全体で300,000円ですが、よその美容外科クリニックには1,000,000円くらいするところもあるようです。
入れる金の糸の量が少ないから安いのですかと、聞かれることもあります。
当院のゴールデンリフトは、髪の毛くらいの細さの正真正銘24金の糸を、1本数cmの長さに切って、顔全体に約30本、皮膚の中に埋め込みます。
医学的にみて、十分すぎる量を入れてますし、金の原価もそれなりの価格になります。
では、なぜ料金が300,000円なのでしょう。
金の糸の治療は、もともとフランスなどのヨーロッパ諸国で、何十年も前から行われていて、十数年前、当院が初めて日本に導入しました。
そのときの手術料金は現在と同じで、顔全体で300,000円、顔全体と首だと600,000円でした。
当院の方針として、治療の料金は値下げすることはあっても値上げすることはないので、現在までずっと同じ料金でやってきてます。
他の美容外科クリニックの金の糸の治療は、なぜ1,000,000円前後と、当院よりもはるかに高い値段なのでしょうか。
他院は、当クリニックのゴールデンリフトを真似して、後から金の糸の治療を始めました。
最初に設定した料金が1,000,000円前後で、現在までその値段でずっとやっているのでしょう。
美容外科診療の治療料金は自費診療なので、資本主義経済社会でのモノの値段と同じで、需要と供給のバランスで変動します。
金の糸は満足度が高い治療なので、1,000,000円前後の料金設定のままでも、たくさんの方が治療を受けにくるのかもしれません。

3.まとめ

当クリニックは、東京大学医学部形成外科と共同で金の糸治療を研究し、2011年にEsthetic Surgery Journal という美容外科学会誌に論文を掲載しました。
金の糸を皮膚の中へ入れるとコラーゲンが増えることの、医学的根拠を証明したのです。
当クリニックのゴールデンリフトは、24金の糸を皮下組織へ規則正しく入れます。
そのため、術後にMRI検査を受けたり、ウルセラやサーマクールなどの照射系治療を行ったりできます。
ただ、質の悪い糸を真皮などへ入れるような、正しくない金の糸治療をする美容外科クリニックもあります。
すると、術後にMRI検査を受けたり照射系治療をしたりすると、やけどの可能性があります。